高橋源一郎 1985年 講談社文庫版
持ってるのは1989年の3刷、読んだのはそのころだろう。
高橋源一郎のデビュー作、ってされてるけど、この文庫の巻末にある「著者略歴」には、
>一九八一年 二番目の小説(「さようなら、ギャングたち」)を書き上げる。(略)
とあって、その直前に、
>一九八〇年 はじめての小説を心をこめて書き上げたが、安易で不真面目で論ずるにも値しないと評され、いたく傷つく。(略)
とある。もちろん、書いた順番と世に出るってことは違うけど。
なんの話かってのは要約しづらいな。
昔々、人々は親によってつけられた名前をもっていたらしいんだけど、やがて、人々は自分で自分の名前をつけるようになった。
そして、男と女は互いに名前をつけるようになった。
>わたしたちは自分の名前をつけてもらいたいと思う相手に「わたしに名前をつけて下さい」と言う。
>それがわたしたちの求愛の方法だ。
ということで、いまの「かの女」である「中島みゆきソング・ブック」に「わたし」は「さようなら、ギャングたち」という名前をもらう。
持ってるのは1989年の3刷、読んだのはそのころだろう。
高橋源一郎のデビュー作、ってされてるけど、この文庫の巻末にある「著者略歴」には、
>一九八一年 二番目の小説(「さようなら、ギャングたち」)を書き上げる。(略)
とあって、その直前に、
>一九八〇年 はじめての小説を心をこめて書き上げたが、安易で不真面目で論ずるにも値しないと評され、いたく傷つく。(略)
とある。もちろん、書いた順番と世に出るってことは違うけど。
なんの話かってのは要約しづらいな。
昔々、人々は親によってつけられた名前をもっていたらしいんだけど、やがて、人々は自分で自分の名前をつけるようになった。
そして、男と女は互いに名前をつけるようになった。
>わたしたちは自分の名前をつけてもらいたいと思う相手に「わたしに名前をつけて下さい」と言う。
>それがわたしたちの求愛の方法だ。
ということで、いまの「かの女」である「中島みゆきソング・ブック」に「わたし」は「さようなら、ギャングたち」という名前をもらう。