many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

すすめ!!パイレーツ完全版

2009-12-19 18:43:09 | 江口寿史
江口寿史 2008年 小学館 全4巻
きのうのつづき。
“ひばりくん”完全版を買うことにしたのは、この“パイレーツ”の出来がまずまず良かったからっていうのもある。
雑誌掲載時の順というのは、それほど大きな意味をもたないみたいだけど、コミックスになったとき無くなった“トビラ”絵が出てるのはいいです。
従来のコミックスとどこがどう違うのかは、リストアップ作成中。意外と、左右のページが逆というのが多かったりします。
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ストップ!!ひばりくん! コンプリート・エディション

2009-12-18 18:48:46 | 江口寿史
江口寿史 2009年 小学館 全3巻
(『パン屋再襲撃』が出たら、“ねじまき鳥”に行くのが普通なんだけど、それはまた今度ということで)
「ストップ!!ひばりくん!」の完全版、らしい。
全3巻とうたわれつつも、第3巻の発売が延び延びになってるのが、もしかしたらギャグなのかと思いつつ、ひばりくんらしいところ。
というのも、元々がジャンプ連載中にも、さんざ休載を繰り返していた作だからで。過去の原稿を集めれば、すぐ完全版は出せるはずなんだけど、何を作ってるんだか編集しているんだか、なかなか出てこないというのは、まるで連載当時のようで、笑える。
これまでも何度か版を替えてコミックス出てたらしいんだが、私の持っているのはオリジナルの全4巻のみ。
今回、買ってみようかと思ったのは、コンプリート・エディションで、もしかしたら未収録原稿が入ってるかもしれないと思ったからで。
完全版というからには、期待しているのは、
(1)未収録作品。何度も連載中断したりしたんで、中途半端な完結していないものは、従来のコミックスに入ってないかもしれないし、だいたい江口寿史は、できの悪いのはお蔵入りにすることあるんで、それらが出てくるかもしれない。
(2)カラー原稿の再現。江口が週刊連載してたころ、どんなカラーだったか覚えてないし。
(3)雑誌連載中の順番での収録。まあ、どうでもいいといえば、いいんだが、そのほうが完全版という感じがする。あと、江口作品にはないかもしれないけど、雑誌掲載時のセリフとかを、その後に不適切な表現とかいって(作者の意向ぢゃなく)自粛して言い回し差し替えたりしてるものがあったら、それは直してもらいたい。

いまのところ、第2巻に、これまで未収録の作品(っていうか一部描き下ろし?)が1話入ってますが、終盤の第3巻で何が出てくるかは、楽しみ。じっと待ちましょう。
ただ、江口は、お蔵出しを単行本にするとき、一所懸命描き直したりするので、もしかしたら締切に追われてたころの絵に満足できず、手を入れてるのかもしれない。ほんと、どんなのが出てくるんだろう、雑誌掲載時とは違うのが出てきても、それならそれで完全版として完成度が高いなら、許せる。
ただ、「パパリンコ」とかを本にするんなら、原稿落とした週に編集者(江上氏)が作った伝説の楽屋落ちネタ「落日新聞」を、単行本の該当箇所にも入れてほしいと思う、それこそ完全版。
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パン屋再襲撃

2009-12-17 20:57:35 | 村上春樹
村上春樹 1986年 文藝春秋
きのうの続き。
『ジオラマボーイ・パノラマガール』のなかで、シュークリーム屋さんを襲撃するところがあるんですが、それは、きっと「パン屋再襲撃」にインスパイアされたんぢゃないかと思うんで。
なんで再襲撃かっていうと、前に襲撃したことがあるからで。
その前回の襲撃が、完結していないんで、呪いのようなものに見舞われてると判断したことから、再度襲撃しようというもの。
ただし、こんど襲撃するのは、夜中に開いてるパン屋がないからって理由で、マクドナルドになっちゃうんだが。
ほかにも、妙におかしい『ファミリー・アフェア』も収録されてる、かなり気に入ってる短編集。
「パン屋再襲撃」
「象の消滅」
「ファミリー・アフェア」
「双子と沈んだ大陸」
「ローマ帝国の崩壊・一八八一年のインディアン蜂起・ヒットラーのポーランド侵攻・そして強風世界」
「ねじまき鳥と火曜日の女たち」
パン屋再襲撃
村上 春樹
文芸春秋

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ジオラマボーイ・パノラマガール

2009-12-16 21:06:47 | 岡崎京子
岡崎京子 1989年 マガジンハウス
えーと、好きなマンガですね。岡崎京子らしくて。
このブログはじめてちょうど1年になるんだけど。
日常の流れゆくままと、過去を掘り起こして、適当に綴ってるだけなんで、一周年記念にすることも何もないんだが。
せっかくなんで、ブログのアドレスである「kanagawa_kun」ってハンドルネームの由来でも書いておこうかと。
「神奈川君」は、神奈川県出身なことからってことにして、もう15年くらい使ってる名前なんだが、実はオリジナルは、このマンガの登場人物なんである。
神奈川建一(カナガワケンイチ)という男の子が出てきて、それと私が似てるわけでもなんでもなく、別の登場人物の女性が、「ハルコさんて “神奈川君”さんて方 好きなんですか?」みたいなしゃべりをするんだけど、その響きが面白かったんで、いただいただけ。
岡崎京子が登場人物に言わせるセリフは、マンガのフキダシならではの表現があって、本作には「駅まで送ります(敬語)」「よく家がわかりましたね(敬語)」みたいなのが出てきて面白いです。一目ぼれした相手なんで、親しくなりたいんだけど、会ったばかりなんで「(敬語)」でしゃべられてしまう、その敬語を何とかしてほしーなーって心理を描いてるのがいいですねー。
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バディーに乗ってみる

2009-12-15 20:48:36 | 馬が好き
来週水曜に、また内輪の競技会があって、なんでも100センチ級の障害に出るらしい。自分のことなのに「らしい」もないんだが、まあ言われるままに出ることにしてるんで、しかたない。
一週前追い切りで、障害飛ばされるかと思ったら、好きなの乗ってくださいというので、これはチャンスとばかりに「バディー」(馬の名前)を指名した。

バディーは、パロミノ(馬の種類についてはJRA総研をご参照ください)、アメリカ産、1992年生まれの17歳。
体高は、私の目より下だから、140センチもないかな。
体験乗馬などに使っているので、一度乗ってみたかった。(障害は飛ばないんで、本日予感された特訓はお休み←いいのか、余裕かましてて?)

ちなみに、この日、朝7時の外の気温表示は、0度。練習開始は9時過ぎだけど、5,6度ってとこでしょう。でも北海道で3年暮らした経験から、寒さに強くなっちゃって、Tシャツの上に普通の綿の長袖シャツ着て、その上にプロテクター着ただけで乗ることにする。動き出したらウインドブレーカーなんて暑い。
練習は、私ひとりしかいないんで、せまく区切った角馬場に入る。
どんな馬だかわからないときは、まず狭いところで様子をみるのは、いつものことだけど。
バディーは特に、言うこときかないってウワサも聞いてたし、先生も「疲れますよ」とか「なかなか手強いですよ」とか言ってたんで、慎重に乗ってみた。
まず常歩、ここで元気よく歩かせられるか、真っ直ぐ、あるいは回転、ちゃんとできるかってのが、個人的には重要ポイントといつも思ってる。
輪乗りとかする前に、まず斜めに手前を替えを真剣にやる。きっちり隅角を曲がれるか、対角線上を真っ直ぐ歩度を伸ばせるか。
そしたら速歩、ここで前進気勢を欠かないようにして、丁寧に図形をかく。ちなみに、誰もいない、ハローがかけられてある馬場で、ひとりで乗ると、キレイな巻き乗りができているか足跡が一目瞭然で楽しい。
そして駈歩、もちろんサラブレッドとかとは違う乗り心地、コットンコットンって何だか子供相手にシーソーでも乗ってるかのような感じ(たとえがヘン?)
そういえば、馬装するとき、鞍にパッド(ゲル?入ってるやつ)がセッティングされてなかったんで聞いたら、「背中とがってないんで要らないです」と言われたっけ。ふつう「馬の背を分ける雨」とかって表現があるように、馬の背中は尾根のようになってんだけど、バディーはハーフリンガーとかと同様、そんな感じぢゃないし、揺れも違ってくる。
どうやらおとなしく言うことも聞くし、思ったより動かすのに手こずらなかったんで、いい馬ぢゃないとか言いつつ適当に運動していると、先生が「横木とか、たまに逃げるから、やってみましょうか」と2,3本地上に並べ出す。
おいおい、「逃げるから→やってみろ」って、因果と行動の関係の説明がおかしいよ?と思いつつ、何回かまたいでみる。なんか慣れないらしく、慎重に下を見ながら、どうしてもスピードをゆるめて通過するんだけど、ある程度の間隔があるから元気よく歩かせないと跨ぎにくいんで、せっせと動かすと、どうにか反抗しないで4本を通過するところまで、まじめにクリアしてくれた。
乗り始めてしばらくしたときから、ときどきグイッとアタマを下げようとするから、しっかり手綱持って、それは阻止した。小さなワガママが、やがて大きなワガママになると思う。

「バディーが、そんな汗かくの、珍しいですよ」と言われる。
そうか、そうか、鞍上が重かったかと言いつつ、動かないかもと言われてたやつを、フウフウいわせたことに、ちょっと満足する。人馬ともいい運動でした。
なんだかんだいって寒いんで、ジェットヒーターあてながら洗ってやる。

↑片方の牽き手を長く、反対を短く結んでやったら、意図を理解して、身体を片方ずつヒーターに当ててた。
終わったら、リンゴ。うまそうに食べた。
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