今日は、著名なノンフィクション作家、評論家のKYさんの話を聞く機会があった。
テーマは、2.5人称。初めて聞いた言葉だが、KYさんの造語だそうだ。
2.5人称は、例えば、凶悪犯罪の裁判官を考えてみると、裁判官は、三人称(第三者)だが、被害者の親族など、二人称の気持で裁判しないと、本当の意味での裁判はできない。
医者も同じ。要するに、物事、科学がオールマイティのように思われがちだが、当事者だけしかわからないこと(瞬間の真実)が、実は同じレベルで重要なのであって、そこを理解した上で、生きていかなければというお話だった。すばらしい話だったし、日本が忘れかけている重要なものを思い起こさせてくれる話でもあった。
もうすぐ2.5人称に関する本が出るそうだ。一日睡眠3時間で、最後の仕上げをしているところのとのことだったが、そのパワーもまたすばらしい。
バザーが続いた門を抜けると、Naubat Khana と呼ばれる建物があった。一日一回、お祈りの時を告げる音楽が奏でられる建物という。
その先に、Diwan-i-Aamという建物がある。一般謁見の間と呼ばれる。
すばらしいデザインだ。ムガール時代の芸術性の高さを物語る。
このホールもイスラム風。柱とアーチ状の天井にその特徴が表れる。
玉座は、絢爛豪華。当時の王の権力の大きさを物語る。
明日から、ちょっと留守する。すいません。