当然、門からは入れず、右に回り込む。大きな木が、回廊を崩壊させている様子がよくわかる。
その先の、塀が崩れているところに、木の階段がつけられていて、そこが入口だ。
中に入っても、唖然とする光景が続く。左に見えるのが、内側の回廊か。蓮子状窓が見える。アンコールワットと同じだ。
ここの壁は、よく残っている。窓が小さく、檻みたいだ。扉も、偽扉だ。
窓が小さく、中が暗かったので、アンコールワットでは、窓がもっと大きく作られたという。
偽扉の上にあるレリーフ。この動物は、犀という。
象に乗るインドラ神のレリーフがあった。
大きく崩壊している中、レリーフも残る。
手のつけようもないが。
バイヨン寺院も、見つかった時はこんな状態だったとガイドは言うが、ここまでひどいと、流石に修復は難しいのではないか。
そういえば、戦前に、フランスチームが修復した方法に誤りが多く、日本チームが、最修復を申し出ているが、反発されているという。なかなか難しい問題だ。
今も、世界各国のチームが、様々な寺院で、修復活動を行っている。