本書は、大人のロック!の特別編集。
かなりの部分が書き下ろしで、あの広田さんが、編集されていて、流石感あり。
ただし、過去の記事のコピペ部分もあり、やはりその辺は、買う時にわかるように表示しておくべきだろう、日経さん。
最初は、新たに出たBBC音源の記事。旬のトピックとして、外せないとこだったろう。
流石、コンパクトによくまとまっている。
そして、本番。サウンド革命の全貌。
サウンド革命というと、技術的なイメージを持つが、それだけではなく、メロディ、スタジオ、実際のレコーディング方法等、さまざまな切り口から、考察。ただ、やはり、最後の技術的な面での考察のところが、もっとも興味深い。
ここは、アビーロードスタジオの機材をフルに活用した、5人目のビートルと言われるジョージマーチンの貢献が高い。いろんな工夫をビジュアルに解説してくれる。
確かに、今から50年前のシャビーな機材で、これだけのサウンドを残したビートルズ!
サウンド革命と呼ぶにふさわしい。
書き下ろし以外の部分は、ビートルズソングの生まれたきっかけや、解散後の4人の活躍を描いた記事だが、既出のものなので、割愛。
書き下ろし部分だけにして、もっと安く出して欲しいが、書き下ろし部分は、まずまずの内容。