生口島から一つ戻って大三島へ。
目玉は、大山祇神社。
これは、神社の前にあった藤棚。
見事!
落ち着いた佇まい。
古代に関する本を読んでいるとよく出てくる。
瀬戸内海の海運のど真ん中にある神社で、ヤマト朝廷の東進や、神功皇后の朝鮮出兵、源平合戦、村上水軍など、日本史上、各場面に登場する。
建物は、室町時代のものが中心だが、ほとんどが重文に指定されている。
古代からのクスノキがまだ残っている。
この門もリニューアルされたものか。
拝殿は、室町時代の再建で、重文に指定されている。
もう一つの目玉の宝物館。
二棟からなり、新しい方に、お宝が、ぞくぞく。
宝物館を見るだけでも、価値がある。
刀剣類、鎧甲、そして、国宝の銅鏡等すばらしい逸品揃いだ。
神社が守り続けたことにより、今の世に伝えられた。
特に、錆びやすい刀や、布など弱い素材を含む鎧はすごい。
銅鏡は、香取神宮や、正倉院に伝われるものと同時代のもので、3つ並べて見れたら、尚壮観だろう。
隣に、海事博物館があり、昭和天皇が使われた船や、採集物などが展示されている。
その後、大島に移って村上水軍博物館へ。
その歴史と、いかに強大な力を持っていたかがわかる。
泊まりは、道後温泉道後舘。
温泉旅館らしい温泉旅館で、満喫。
料理は、地の物を中心に、すばらしいコースだった。
もちろんお酒も地酒。