かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

門司 & 下関

2023年02月10日 | Other Western Japan


今日は、雨。
とは言え、夜中嵐みたいだったから、風が止んでて助かった。
徐々に回復し、午後には、青空も。
東京は、雪でたいへんみたいだ。

まずは、小倉から門司経由で、門司港駅へ。
レトロで知られるが、駅から、レトロ。
明後日にかけて、中国地方を東進する予定。



まずは、門司港(旧門司)駅。
外見だけでなく、中も素晴らしい。
重文に指定されている。
もちろん、現役。
昨年、小樽を訪れたが、まさに、対になる街。



バナナの叩き売り発祥の地だそうだ。
旧三井物産のビルの前。



ちょっと、海岸を歩いたら、旧大連航路上屋があった。
かつては、国際航路の旅客船ターミナルだったが、今は、展示館に使われている。
向かいに、関門海峡ミュージアムがあったが、天気も悪いし割愛。
天気が良ければいい景色が眺められるだろう。



また、駅の方に戻って、旧門司三井倶楽部。
1921年竣工の重文。
工事中で、中には、入れなかった。
レストランはオープンしていたが、予約で満席。
韓国人の団体が入っていたようだ。
下関にも韓国人が多かった。



その隣にある、北九州市旧大阪商船。
門司港が、大陸航路の一大拠点だった。



旧門司税関。
税関の建物は、どこも立派だ。
1912年の建築という。



中では、お雛様の展示をやっていた。
門司の歴史的建造物内の見学は、ほとんど無料で、料金がかかっても安いので、助かる。



大連友好記念館。
大連市にある歴史的建造物を複製建築したものという。
大連には、日本統治時代の建物が多く残る。



中には、レストランもあり、しっかり再現されていた。



次に訪れたのが、門司電気通信レトロ館。
1924年建築で、門司郵便曲電話課庁舎で、300人もの電話交換手が働いていたという。



中の展示が、思いの外充実していて、ベル電話機から、スマホまで、電話の歴史がわかるようになっている。
家庭用電話機、公衆電話機などが、時代毎に展示されていて、懐かしい。
技術の凄まじい発展振りもわかる。
これは、九州で昭和50年代まで、使われていた、電話機交換機。
受付の人が、実演してくれたが、初めて見た。
ずっと昔の話だと思っていたので、地方では、しばらく前まで使われていたことを知り、驚いた。



その先にあったのが、甲宗八幡宮。
門司では、1番大きな神社と思われる。
元は、門司の鎮守八幡だった。
甲宗の名は、神功皇后の御甲を御神体としたことからという。
壇ノ浦に沈んだ平知盛のお墓があった。
源平合戦後、義経も参拝したと伝わる。



そして、これは訪れたいと思っていた出光美術館(門司)。
東京の方は、何度か訪れたが、こちらは初めて。
地元だけあって、小ぶりながら、しっかりした美術館だった。
1階は、出光佐三と出光興産の歴史がわかる展示になっていて、素晴らしい。
簡潔で、わかりやすい。
出光佐三というと、映画にもなった日章丸の話が思い浮かぶが、戦前、戦後、文化事業など、とんでもない功績を残された人であることがわかる。
大河の主人公になってもいい。



ちょっと、目立った建物が。
北九州銀行門司支店とあったが、元は、横浜商金銀行門司支店の建物だった。
1934年竣工。



門司最後は鉄道博物館。
小樽でも行った。
小樽の方が大きかったように思うが、門司の方が、身近な展示が多い感じがした。



1956年から、1965年まで活躍したC591号。
廃車まで、地球を62周したという。



あげたらきりがないのだが、これも懐かしい車両。
まさに、たいへんお世話になったひばりの車両が、九州で、にちりんとして、1997年まで活躍したという。
お疲れ様。



本館は、旧九州鉄道会社本社屋。
1891年建設というから凄い。



中の展示も素晴らしい。
これは、チブ37。
1909年に作られた車両を再現したという。



たまたま、ジオラマのパフォーマンスに遭遇。
JR九州の、自慢の車両が、アナウンスと映像付きで、次々と登場。
鉄道ファンには、たまらない。



駅に戻る途中で、潮風号(トロッコ列車)に遭遇。
幼稚園児で、満員だった。
鉄道記念館駅と、めかり駅を結ぶ。
これも、レトロ。



関門橋。
天気イマイチだが、美しい。



焼きカレーが名物ということで、駅近の、港を臨むお店でいただいた。
地ビールと共に、グー。
お土産もゲット。



一旦門司に戻ってから、下関へ。
フグ一杯。



下関にも見所が沢山あるのだが、今回の目当ては、赤間神宮。
前回、時間がなくて、前を通り過ぎただけだった。
鎌倉殿でも出てきたが、壇ノ浦に散った平家一門を祀る。



竜宮城のような不思議な門。



派手な社殿。



耳なし芳一の社殿。
耳なし芳一の話は、小学校の時から知っていたが、赤間神宮が舞台だった。
どこまで、実話だったのかわからないが、平家物語と琵琶法師の話が、どこかで、結びついたのだろう。



平家一門のお墓。



ということで、源平合戦の最後の地として、是非訪れたかった神社。
やっと、来れた。



赤間神宮の目の前は、関門海峡。
下関側から、関門橋を臨む。
大型貨物船が通る。



江戸時代、朝鮮通信使は、ここに上陸していたのだという。



日清講和記念館。
下関条約という言葉を久しぶりに思い出した。
日本が思い上がってしまった時代。



下関から、防府へ。
山陽本線だが、1時間に1本ぐらいしかなく、SUICAも使えない。
新幹線との待ち合わせで、30分停車する駅などもあり、新幹線を補完する鉄道に徹している?
コメント
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