かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

Utopia

2023年02月22日 | Music
今日も関西。

天気はいいが冷えている。



2017年のビョークの作品。
今度のコンサートのタイトルにもなっているので、本アルバムの曲も多く取り上げられるかもしれない。
ビョーク予習シリーズの最終回。

クレジットを見ると、ほとんどが、Arcaというベネズエラのアーティストとの共作になっているが、相変らず、前衛でありながら、どこか古風な匂いも漂わせ。
電子音も多いのだが、その中で、琴風だったり、鳥のさえずり風だったり、尺八風の音が加わり、アルバム全体に幻想的な雰囲気を漂わせている。
この辺の電子音は、Acraによるとあるので、相当彼女(彼?)の影響が大きい。
一方、歌詞は、身近なテーマの曲も多く、ほとんどメロディがないから、ビョークの声が、ふわふわした空間の中に、染み渡るような効果を生む。
そういった見方から言えば、Tomorrow Never Knowsがねらったような、お経を読んでいるようにも聞こえたりする。

なかなか訳のわからないアルバムなのだが、不思議と不快感はなく、暗い部屋で、包まれるように聞きたい感じ。
何度でも。

それにしても、このジャケットでは何を言いたいのだろう。
ユートピアを司る神になって、フルートを吹いているということなのだろうか。
また一歩深みにはまったような気がする。
コメント
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