今日は、諸般の事情があり、金融機関を梯子。
手間がかかることこの上なし。
夜は、飲み会。
本書は、本屋で見つけた。
著者は、オリオンさんというブラジル出身の東北大学教授?
学者とはいえ、とんでもない量の本を読みこなし、本書を著した。
聖徳太子についての本というより、日本のオカルト史の本に近いかもしれない。
全体にストーリーがあるわけではないが、聖徳太子とユダヤ教、ネストリウス派、秦氏などに関する珍説?を、網羅し紹介している。
著者は、それらをトンデモ本と呼んでいる。
私がトンデモ本という時は、字は並んでいるが、中身がない本のことを言うが、著者は、内容が、やや現実離れしている本のことをそう呼んでいる。
それにしても、かくも多くの聖徳太子、秦氏とユダヤ教、ネストリアス派についての、珍説が、誠しやかに、かつ著名な学者や、物書きによって展開されているのは驚きだ。
具体的な、論拠も示されてはいるが、断片的で、最初に自説ありきの雰囲気が強い。
その中で、思い出されるのが、梅原猛さんの隠された十字架。
中学の頃読んで、目から鱗だった記憶がある。
ただ、一般的には、トンデモ本扱いだったようだ。
私にとっては、古代史に関心を持つ大きなきっかけになった本であったのだが。
考えてみれば、当時は、オカルトブームの真っ只中だった。
エクソシストも見に行ったっけ。
ノストラダムスの大予言も。
以前講義を聞いた田中英道さんも登場するが、田中さんの話は、本書の根幹をまとめたようなお話だった。
同じ東北大学だから、オリオンさんは、田中さんの弟子だったのかもしれない。
直接は、謝意の対象には、挙げられていなかったが。
本当に多くの説が紹介されていて、まとめるのが難しいのだが、太子生誕の物語へのキリスト教の影響、秦氏がユダヤ人で、ネストリアス派の要素も加えたという説、キリスト教は太子以前からあったとする説、法隆寺は、太子怨霊の鎮魂のため、馬子のキリスト教化に反発した太子などなど。
聖徳太子の時代、またはその前に、ユダヤ教、ネストリウス派と言われると、最初から???の私がいるが、偽史の歴史の境界線は、明確なものではなく、著者のいうように、もっと頭を柔らかくしなくては、ならないのかもしれない。
次回京都に行く時は、広隆寺にも行って、秦氏の業績を確認して来ようかな?
手間がかかることこの上なし。
夜は、飲み会。
本書は、本屋で見つけた。
著者は、オリオンさんというブラジル出身の東北大学教授?
学者とはいえ、とんでもない量の本を読みこなし、本書を著した。
聖徳太子についての本というより、日本のオカルト史の本に近いかもしれない。
全体にストーリーがあるわけではないが、聖徳太子とユダヤ教、ネストリウス派、秦氏などに関する珍説?を、網羅し紹介している。
著者は、それらをトンデモ本と呼んでいる。
私がトンデモ本という時は、字は並んでいるが、中身がない本のことを言うが、著者は、内容が、やや現実離れしている本のことをそう呼んでいる。
それにしても、かくも多くの聖徳太子、秦氏とユダヤ教、ネストリアス派についての、珍説が、誠しやかに、かつ著名な学者や、物書きによって展開されているのは驚きだ。
具体的な、論拠も示されてはいるが、断片的で、最初に自説ありきの雰囲気が強い。
その中で、思い出されるのが、梅原猛さんの隠された十字架。
中学の頃読んで、目から鱗だった記憶がある。
ただ、一般的には、トンデモ本扱いだったようだ。
私にとっては、古代史に関心を持つ大きなきっかけになった本であったのだが。
考えてみれば、当時は、オカルトブームの真っ只中だった。
エクソシストも見に行ったっけ。
ノストラダムスの大予言も。
以前講義を聞いた田中英道さんも登場するが、田中さんの話は、本書の根幹をまとめたようなお話だった。
同じ東北大学だから、オリオンさんは、田中さんの弟子だったのかもしれない。
直接は、謝意の対象には、挙げられていなかったが。
本当に多くの説が紹介されていて、まとめるのが難しいのだが、太子生誕の物語へのキリスト教の影響、秦氏がユダヤ人で、ネストリアス派の要素も加えたという説、キリスト教は太子以前からあったとする説、法隆寺は、太子怨霊の鎮魂のため、馬子のキリスト教化に反発した太子などなど。
聖徳太子の時代、またはその前に、ユダヤ教、ネストリウス派と言われると、最初から???の私がいるが、偽史の歴史の境界線は、明確なものではなく、著者のいうように、もっと頭を柔らかくしなくては、ならないのかもしれない。
次回京都に行く時は、広隆寺にも行って、秦氏の業績を確認して来ようかな?