今日も、秋らしいいい天気。
関西からの帰りに、名都美術館に寄ってみた。
初めて。
名古屋から、まず藤が丘駅に行って、リニモなる乗り物に乗り換えて、杁ガ池駅で降りて、歩いて数分。
中途半端に不便なのだが、愛知万博の時できた路線で、郊外に広がる名古屋圏をカバーしている。
本当は、地下鉄を延伸できれば良かったのだろうが、予算の関係か。
ただ、学校や、ジブリ関連の施設もあり、採算は、取れているようで、大阪万博の足と比較すると、成功例なのか。
リニアというのもびっくりだが、確かに車輪はないようで、音も静か。
普及しないのは、コストの関係か。
こんな感じで、高架を走るが、始発の藤が丘は、地下駅。
逆に地下鉄藤が丘駅は、高架で混乱する?
ここは、小牧・長久手の戦いの古戦場の近くになる。
初めての名都美術館だが、現在、滋賀県のこれまた行ったことのない佐川美術館にある平山さんの作品を2回に分けて展示中。
前期、後期総とっかえなのだが、たぶん後期は、行けない。
これは、前期に展示されていた敦煌の莫高窟。
これは、後期に展示予定の、トルコのブルーモスク。
そもそも、住宅地の真ん中になぜ名都美術館があるか不明なのだが、1992年に、中央から移転してきたらしい。
愛知万博で作るインフラを末長く活用するための移転という側面もあったかもしれない。
規模は、大きくないが、ゆったりと見れて、いい感じ。
平山先生の、普段見れない作品が、数多く展示されていてよかった。
シルクロード関連は、もちろんだが、インドで行ったことのないラジャスタン州のアンベール城の大作も、目を引いた。
国内では、延暦寺の連作が目を引いたが、新しい建築物多く描かれており、建物自体よりも、宗教的な空気を描きたかったのかもしれない。
人物像なども、素晴らしく、平山さんの作品群が、いいバランスで展示されていた。
宮城県出身の佐藤忠良さんの彫像も展示されていて、これまた鉄板?
後期も、素晴らしい展示と思うので、お近くの方は、訪れてみてはいかが?
本美術館では、以前にも、平山郁夫展を開催したようで、その時のコンパクトな図録もあったので、ゲットして来た。
ちょっと行くのがめんどくさかったけど、寄った甲斐はあった。