かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

クメール王国その6 クメール文字

2005年10月04日 | Cambodia・Myanmar・Laos

訳のわからない写真だが、これは、カンボジアのシェムリアップ村の、中心近くにあるワット・プレア・エインコセイ寺院の壁に残るクメール文字である。これを読める人は、世界広しと言えども、ほとんどいなくて、上智大学(学長になってしまった)の石澤教授が第一人者である。アンコールに行くと、否が応でも、”上智大学”、”石澤教授”の名前は、聞こえてくる。

石澤教授が、『アンコール・王たちの物語』という本(NHKブックス)を出した。力作である。これを読むと、クメール時代の様子が、有機的につながってくる。クメールの歴史が、東南アジアの中では、比較的残っているのは、これらの碑文のおかげであり、そこから、過去をひもといたのが、石澤教授チームという訳だ。

さて、この本の中で、面白かった一節(要約)を。

『約1000年前の世界人口は、約2億5千万人。最大の都市は、コルドバ(スペイン)で、人口45万人。第2位が、宋の開封で、人口40万人。第3位がコンスタンチノープル(トルコ)で、人口29万人。第4位が、アンコール(カンボジア)で、人口21万人。第5位が京都(日本)で、人口16万人。』

たった、千年前で、これだけ違うのだから、今から千年後のことなど予測できるわけがない。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« お見事。 | トップ | チベットその3 チベットの鉄道 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。