かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

神々の国ギリシャの旅 その8 デルフィ② デルフィ博物館

2025年03月13日 | Europe・Middle East・Africa
今日は、最高の天気。
歯医者に行った以外は、家事に集中。



デルフィ遺跡に行く前に、遺跡の入り口近くにある博物館へ。
見応えのある博物館でびっくりした。
ほとんどが近代になって、発掘されたもの。
ローマ支配下になった際、地中に埋められていた。



往時のデルフィ予想図。
デルフィは、当地がローマの支配下になり、キリスト教の世界に変わったと同時に、不要となり、その上に一般住宅が建てられていたという。
近代になり、その遺跡を発掘するため、一般住宅を移動させ、発掘した結果、大量の貴重な遺跡が姿を現した。



貴重な発掘物が丁寧に展示されている。



神託に使われたワインをいれた瓶?
これで、トランス状態に?
神託と言っても、極めてあいまいな言葉なので、その通訳者の意思が大きく反映されたとも。



ナクソス人のスフィンクス。
一番見映えがするかな。
イオニア式の柱頭の上に立っていた。
紀元前560年頃に彫られた。
高さ、2.3m。



シフノス人の宝庫の円柱代わりだったカリアテディス。
耳の下に飾りのための穴が施されているという。



大英博物館を思い出す。
アクロポリスのレリーフは、イギリスにあるが。



発掘されたレリーフ群。
キクラデス諸島のシフノス人の宝庫のレリーフ。
様々な民族が、宝物を奉納した。
地中に埋もれていなかったら、遺されなかったかもしれない。



頭部が失われているのが残念だが、ギリシャ神話に忠実に基づいている。
アポロンと神域の鼎を盗もうとするヘラクレスから、アポロンが奪い返そうとしている。
そこに、ゼウスが仲裁に?



かなりリアル。



アルゴス出身の兄弟、クレオビスとビトンのクーロス(青年)像。



珍しい、銀の牛像。
1939年に発掘されたというが、見たことない。
木部が朽ちて、銀の部分のみ残された。



アポロン像。
黄金の装飾品がすばらしい。



デルフィの再現模型。



叙事詩、奴隷の取り扱い、格言などが刻まれていた。



ローマ皇帝ハドリアヌスに寵愛された美少年アンディノス像。
皇帝を救うために我が身を犠牲にしたと伝えられる。



アッティカの白地の杯。
椅子に座り、竪琴を弾くアポロンが描かれる。



これらの像は、キリスト教の普及により、作られなくなったが、ルネサンスで復活した。



地球の中心(へそ)。
デルフィは、当時、世界の中心だった。
アポロ神殿にあった。



紀元前335年から325年頃の、踊る女性の像。
アカンサスの葉飾がある円柱の上に3体の女性の像が飾られる。



誰だったかな?
アリストテレス? ソクラテス?



エロス?



眠っているエロスとあったが。



ドラゴンと戦う神々?



たぶん本博物館で、一番有名な、デルフィの青銅の御者の像。紀元前478年の作で、シチリア王により奉納された。
19世紀末に発掘された。
リアルな像で、まつ毛まで、精巧に作られている。
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