かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

光明皇后

2017年12月21日 | Books



本書は、本屋で見つけた。

光明皇后は、奈良時代のど真ん中にいた人だが、その目線から奈良時代を追った本。
奈良時代を、俯瞰する本は、多くあるが、目線を当事者に落として追う本は、初めてかもしれない。
より、リアル感が増す。

もちろん、元は同じなのだが、目線を落とすと、新たな発見も出てくる。
改めて思うのは、藤原家と天皇家との、微妙な関係だ。
光明子は、そのど真ん中にいた。

そして、当時、若くして亡くなった人の多いこと。
聖武天皇と、光明子は、翻弄された。

そして、天平を今に伝えたのは、聖武天皇と光明子であることを、再認識させられる。
世界的に見ても、希なことだ。
1200年以上前からのタイムカプセルって他にあるのだろうか。
もちろん、ローマとか行けば、石でできた建造物や、像は残されているが、様々なグローバルな文化に属する遺物が遺されたケースを知らない。

一旦正倉院に収めれて、光明子自身に寄って引き出された物語が本書の落ちか。
深い思いがこめられている。

本書を読むと、日本創世記の、天皇家の、野望と苦悩が、リアルに感じられる。
古代史ファンには、ぜひお勧めしたい良書。

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Wild Speed 8

2017年12月20日 | Movie


めずらしく映画のご紹介。

本映画は、以前、機内で見たのだが、面白かったので、BDでゲット。
本シリーズは、カーチェイス?が面白くて、よく見ているのだが、本編は、ちょっと違って、テロとの戦い的な内容になっている。
かつ、かつての強敵が無理やり仲間になったり、元カノの子供を守るため、現カノと戦う設定になったり、設定にも違和感ありありなのだが、にもかかわらず面白いのは、サイバーテロリストとの、サイバー戦争の手口だ。

今年もいろいろサイバーに関わる事件があったが、それが、今物理的な戦争にも使われる時代になりつつある。これは、IOTの浸透によって、世の中のあらゆるものに、サイバーテロリストがアクセス可能になり、あらゆるところで、リモート攻撃が可能になっていることによる。
顔の入った写メを送るだけで、人の所在が特定できる(犯人探しには便利だが)時代だ。

今一番恐れられているのは、原発施設へのアクセスにより、原発を暴走させる手口だが。
北朝鮮のミサイル、原爆だって、どうなるかわからない。

そういった脅威への警鐘という観点から見ると、またそれはそれで面白い。
もちろんBD買うぐらいだから、一番の見所は、ど派手なアクションであることは、おわかりいただけると思うが。


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Happy Christmas Beatle People

2017年12月19日 | The Beatles


今年のビートルズファンへのクリスマスプレゼントとしては、このセットが一番かもしれない。
1963年から1969年のクリスマスに、ファンクラブの会員に配っていたソノシートの復刻版だ。
たまたま日本版を予約したのだが、早くもプレミアムがついている。
輸入盤も限定だから、遅かれ早かれ、プレミアムがつくだろう。

実は、この音源を得たのは、3回目。
最初は、CDの海賊版。
完全版ではあったが、音が割れたりして、もう一息だった。
2回目は、オリジナルのソノシート版。
これは、まずまずだったが、ソノシートだけに、むやみに聞けない感じ。
もちろん、めちゃ高かったし。
そして、今回の復刻版。

まずは、制作関係者に敬意を評したい。
ファンクラブ向けのお遊びだから、原音が残っている訳もなく、残っているソノシートの中から音のいいのを、再生したのだろう。
ビニール盤の色も美しい。

扱いは荒っぽくて、盤にゴミとかついてて心配したが、再生には問題なかった。
この辺は、輸入盤ならでは。
せめて、盤の扱いは、もうちょっと丁寧にできないか?

特記すべきは、日本語の解説本かもしれない。
とにかく(特に後期は)、お遊びが過ぎて何を言っているのかわからなかったのだが、今回の末ゥて、お遊びのほどがわかった。
そういう言葉遊びを楽しんでいたのだ。

アンソロジーに収録された曲も一曲はあるが、基本的には、お遊び。
だから、音楽を聞きたい向きにはお勧めできない。
私みたいに、ビートルズの歴史を探求している向きには、欠かせない音源。
まさにタイムカプセル。

賛否あろうが、私は、この復刻に大感謝。
欲を言えば、CDを付けるか、デジタル音源のダウンロード付きにして欲しかった。

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Dellaney & Bonnie & Friends on Tour with Eric Clapton

2017年12月18日 | The Beatles

さんまとしのぶの番組をやっていた。
流石、超一流のプロ同士。



Delaney & Bonnie with Friendsのライブアルバムをゲット。
サインは、ゲットしたけど、音は聞いていなかった。

完全版と銘打っていて、1969年12月1日と、12月5日の各2回のコンサートの音だ。

音は、当時のものとしては、文句ない。
ブラインドフェイスの前座で出ていたDelanny & Bonnieを気に入って、エリッククラプトンがバンドに参加することになった話は、有名だ。
そして、12月1日のコンサートを見て気に入ったジョージハリソンが、翌日から、バンドに加わることになった。
まさに、あのキャンドルスティックパーク以来のライブとなった。

パンフレットが、筆記体で読みにくいのだが、ジョージの名前は、説明では出てくるのだが、パフォーマーとしては見つけられなかった。
あくまでも、シークレット参加だったということだろう。
一方、クラプトンの名前は、堂々と記されており、当時、バンドの正式な一員であったことがわかる。
アナウンスの時の拍手も一番大きく、むしろ主役だ。
ヤードバーズ、クリームで、すでに時代の寵児だった。

音は、まさにポストビートルズの時代にふさわしい。ブラスも加えて、ブルース、サザンロック風になっている。ノリが最高。

もちろん、パフォーマーは、次の音楽の流れを作るべく、大熱演。
この流れが、All Things Must Passにつながったし、レイラにつながったし、バングラデッシュのコンサートにも。
それにしても、クラプトンのギター目立ちすぎ?

全てのパフォーマンスが収められているわけではないのが、残念。

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サージェントペパーズ

2017年12月17日 | The Beatles

今日は、今年最後のゴルフ。
後半まずまずだったが、通しては、もう一息。
こんな感じの一年だった。



クリスマスシーズンで、欲しいものが、またぱらぱら出てきた。
これは、サージェントペパーズのピクチャーバージョン。
1978年に出たものの、その復刻版ということらしい。
すばらしい出来ではある。



音は、ジャイルズマーティンによる最新リミックスなので、今録音したかのような音になっている。
そして、50年前の匂いを残しつつ、今も斬新なジャケット。

英文和訳付き。
ポールも巻頭文を寄稿している。

コレクター向けの商品としては、完璧なのでは?
スリーブがないのは、表から、ピクチャースリーブが見えるようにするためだ。

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