かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

日本神話はいかに描かれてきたか

2017年12月09日 | Books
今日も、先週に引き続きゴルフ。
朝、寒くて心配したが、日中は、好天で、楽しめた。
スコアは少し改善するも、まだまだ。



本書は、新聞の広告を見てそくゲット。
面白かった。

日本神話の主人公たちが、どう絵として描かれてきたかを、イザナギイザナミ、ヤマタノオロチ、ワニ、サルタヒコとアメノウズメ、神武天皇、神功皇后んびついて、調べた結果を披露してくれている。

神々の絵というと、江戸時代だと、浮世絵、近代だと初期の洋画、日本画をイメージしたが、引札という、江戸から明治にかけての広告の図柄が多く取り上げられる。戦前の教科書や、絵本の絵なども。

それぞれのテーマの切り口も面白く、髪型がどう考えられいたか、神々が何の象徴とされていたか、明治維新後どう変わったか、生物学的にどうとらえられていたかとか。

感じたのは、明治維新後、神々が政治利用され、逆に、庶民の生活から距離が出てしまったのではないかとのこと。政府の指導により、祭る神まで変更した神社もあるとのこと。
神武天皇なども、クローズアップされたのは、明治維新以降とのこと。
それでは、神々も迷惑だろう。

このような、多面からのアプローチが、真の歴史を読み解く糸口になるようにも思う。


コメント
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