かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

VALOTTE

2022年04月20日 | The Beatles

現在、関西から帰還途中。

天気に恵まれて良かった。



Julianのデビューアルバムが再発されたと聞いて、ゲットしてみた。
税抜き1000円という廉価版だが、藤本さんが、解説を追加している。  

最近、ウクライナ侵攻に際し、イマジンを歌い、ニュースにもなった。

1984年発売。
ジョンが亡くなって、しばらく経ってからになるが、私は、仕事が忙しくて、ビートルズどころではなかったので、ほとんど覚えていない。
ただ、来日も確かして、デビューしたことは覚えているし、結構な人気だった記憶がある。



ただ、このアルバムを聴くのは初めて。
もちろん、評判になった作品だから、悪いことはないのだが、いや、なかなかいいのだが、どうしても、ジョンを追っかけてしまうと、おとなしいというか、ありきたりに聞こえてしまう。
プロデュースは、ビリージョエルのプロデューサーだったフィル・ラモーン。
ビリー・ジョエルのバラード風の曲のイメージも重なる。
知らなかったのだが、内3曲は、ジョンも作曲に絡んでいたように、名前がクレジットされている。
ただ、それも、ジョンらしい尖ったところはない。

単なる歌手だったまだしも、シンガーソングライターの子供が、親の後を継ぐというのは、あまりにも酷だ。
ジュリアンも、結局5枚目のCDを出したあと、写真家として、スローライフに転じた。
絵本の執筆なども、マイペースでしていて、正解だろう。
6枚目になる最新アルバムもゲットしたし、写真展にも行った。
いずれも、よかった。

ジュリアンの最大の庇護者であったシンシアも逝き、残るビートルズファミリーと、楽しく過ごしてほしい。
特にショーンとは。
何といっても、あの偉大なるロックン・ローラー、ジョン・レノンの長男なのだから。

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近つ飛鳥博物館

2022年04月19日 | Kyoto・Osaka・Shiga ( Japan )

 

今日は、関西。

近つ飛鳥博物館に行ってみた。

存在は.知っていたのだが、この前の聖徳太子ゆかりの地巡りの時思い出した。

バスを降りると、近つ飛鳥風土記の丘の看板。

この不思議な名前は、古代この辺りを、大阪に近い飛鳥ということで、近つ飛鳥と呼ばれていたことによるものらしい。

博物館は、どこかと思ったが、この公園をしばらく進んだところにあった。

途中には、古墳がいっぱい。

石窟部分が、剥き出しになっている。

大阪芸術大学以外、あまり何もない所に、何故と思ったが、この場所に意義があったらしい。

博物館と、古墳巡りをセットにして、訪れた方がいいだろう。

小さな古墳だが、無数にある。

どういう人々だったのだろうか。

結構山の中で、石を持ち上げるのも大変だったろう。

登り窯の跡も。

須恵器も作られていたのだろうか。

この建物は、もしやと思ったらやはり安藤さんのデザインだった。

安藤さんは、周りに、梅林も寄贈していた。

古墳群の山の上に登らないと全体は、見えないが、中は、前方後円墳をイメージしていて、素晴らしいスペースになっていた。

テーマ毎に、古市古墳群を中心に発掘物されたものが展示されている。

これは、土器に描かれた人物。

もちろん、今の日本人と変わらない。

文字が描かれたものも多く発掘されている。

埴輪類の展示も充実。

古市古墳群中心に、発掘物が集められている。 

白鳥は、被埋葬者を天国に導いてくれたか。大型埴輪も多数。

甲冑類も、発掘・展示されている。

倉庫の扉。

かんぬきを通す穴も残っている。

目玉の仁徳天皇陵模型。

吹き抜けになっている1階から、見下ろせるようになっているが、巨大な模型だ。

細部まで、精巧に再現されていて、当時の様子が、再現されている。

ここで、政治?

倉庫群も。

修羅。

この船のような形をした道具に、石棺の石材を乗せて運んだという。

ふにゃふにゃな形で見つかった物を、14年かけて、防腐処理をして展示されている。

これだけ巨大な木製品が残されたのは、奇跡的。

素晴らしい展示の後は、またバスて、貴志駅に戻るが、古墳も少し巡ってみた。

小規模な古墳だが、石棺は立派。

この石を運ぶのを想像するだけで、被埋葬者への思いが伝わってくる。

バス停は、大宝という街の突き当たりにある。

何故ここに、住宅地が出来たのかわからないが.綺麗に整備されている。

まだ、新しい街かもしれない。

途中、シンデレラ城のような建物もあった。

最寄り駅には、1時間に1〜2本のバスしかない。

大阪に戻る途中に、谷町9丁目で下車。

先日読んだ本で知った生國魂(いくくにたま)神社に寄ってみた。

その本では、日本一古い神社とあったが。

いくたまさんとして、親しまれている。

境内は、街中にある割には、広々としており、奥には、鞴(ふいご)神社、浄瑠璃神社、家造祖神社など、珍しい神社が多くある。

まさにここが浪速の中心、大阪最古の神社なのか。

さまざまなモニュメントも。

これは井原西鶴像。

上方落語の祖とされる米澤彦八の碑、浄瑠璃記念碑、八雲琴の碑はなどがある。

プチ旅だったが、古代の一端に触れることができた。 

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JAPANESE Kokeshi Dolls

2022年04月18日 | Books

今日も、天気がいまいちはっきりしない。



本書は、本屋の洋書コーナーで見つけた。
こんな?マイナーな本を並べてくれたことに敬意を表して、その場でゲット。

著者は岡崎さんという方で、日本のカルチャーを英語で、紹介する本を多く書かれているようだ。
特に東北に関するイベントにも参加されているそうで、東北シンパの方なのだろう。

本書も、東北愛がよく表れており、最後の方には、東北の観光地紹介コーナーまである。

こけしの部分についていうと、ややまだら模様。
私は、伝統こけししかわからないが、こけしの産地については、網羅されているものの、その各産地での工人の歴史、模様のパターンなどは、一部をピックアップして紹介する形になっており、全体像がつかみにくいかもしれない。
しかし、丁寧に説明されており、こけし、東北の文化を知りたい欧米人にはいい導入本になると思う。

そういえば、コケーシカさんは、マトリョーシカなど、ロシアの工芸も取り扱われているが、今のウクライナの状況を見て、さぞ、悲しまれているだろう。
ここまで来たら、なかなか停戦も難しくなっているのだろうが、そうすると、西側が、じわじわと底力を出してくるのだろうか。

それとも、ロシアが盛り返すのか。

いずれにしても、悲劇。

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柳宗悦

2022年04月17日 | Books

今日は、ゴルフ。

スタートと、エンドでちょっと雨に降られたが、まぁまぁのコンディション。

スタートは、よかったが、途中大たたきで、前半は、散々。

後半持ち直したが、全体としては、残念な結果。

本書は、先日、日本民藝館を初めて訪れた後、すぐゲットした。
民藝館で、総合的な図録的なものを探したが、結局、日本民藝館監修による本書が一番まとまっている。

2021年の日本民藝館のリニューアル後、総合的な展覧会が開催されたのと同時に、本書もまとめられた。

柳宗悦の業績について、うまくまとめてくれているが、それにしても、独特の民藝という世界を作り上げ、そのコンテンツを、自ら、凄い情熱で、蒐集し、その器まで作ってしまい、また現役の芸術家達と共に、美を追及し、まとめきれない奔放な活動をしたことがよくわかる。

その感覚が、決して突飛なものではなく、多くに日本人の琴線に触れるものだったから、長く評価され続けている。

本書では、日本の手わざ、日本の絵画、朝鮮工撃フ美、民族へのまなざし、英国のスリップウェア、信仰の形とカテゴライズしているが、その中の細分類を見ると、特徴がよく表れている。
例えば、大津絵。
特に珍しいものではなく、美として意識はされていなかった。
木喰仏も、あまりにも素朴で、知られていなかった。
それを、1年間徹底調査し、その生きざままでも調べ上げ、本にまとめたが、その本を超える研究本は、まだないという。

美的感覚と、イメージ具現化していく馬力があった超人だったとしか思えない。
日本の文化に興味のある方は、是非、柳宗悦の貢献にも、思いを馳せて欲しい。

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Wendy Hanson

2022年04月16日 | The Beatles

 

 

今日は、雨も上がって、月命日のお墓参りなど。

お寺のつつじも満開。

八重桜の色が様々。

山門の桜は、さくら色?



Wendy Hanson という名前をご存じの方は、少ないだろう。
私も、このカードに出あうまでは、知らなかった。
これはビバリーヒルズホテルのカード。



そして、このカードの差出人は、Wendy Hansonさん。
宛先は、ロンドンのNEMSのJohn Lyndon。
1965年8月23日付。

そのまま英語を読んでみると
We're Just about surviving! Didn't see Eileen but spoke to her, she has a new job + sounded much better. Did see Cilla, who was really fabulous here last night ( went with BE.+sounds). All going well, if somewhat frantically! See you soon, Wendy
となる。

ビ-トルズ一行は、アメリカツアー中で、1965年8月23日から、5日間、休暇を取っている。このツアーは、初のシェイスタジアムコンサートや、ライブ盤として出たハリウッドボウルを含むもので、ビートルズ人気の絶頂期。

その合間の休暇には、ジョーン・バエズや、デビッド・クロスビー、ロジャー・マッギンなどが訪れ、27日には、プレスリー宅を訪れている。
ツアー中に、ストーンズや、ディランなど、様々なミュージシャンとの交流も深めた。

Wendy Hanson さんは、1964年から1966年まで、エプスタインの個人秘書だったということだが、写真を見ると、ブロンドの、しっかりした感じの女性だ。
彼女が撮ったホテル内の4人は、エプスタインの写真も残されている。
ジョージとパティの結婚式にも参列している。
Sgt. Peppersのアルバムジャケットに載せる人の写真の著作権を取ることに奔走した話も有名。
1966年のシャイスタジアムでは、エプスタイン、星加さんとの3ショット写真も残されている。
元々は、Capital Recordsが、プラザ・ホテルに滞在中のブライアン・エプスタインに送り込んだヨークシャー出身の夫人で、彼につなぐ電話の選別を行ったという。
その後、ロンドンのNEMSとは別の、ロンドンのオフィスで、ブライアン・エプスタインの個人秘書になったらしい。

カードは、無事に、ツアーが進んでいることを、ロンドンのNEMSに伝えるものだが、Eileen に会えていないが、コンタクトは、取れて、新たな職に就いたとある。
Eileenとは誰なのか。
Cilla Black も同行し、コンサートを行っており、すばらしい出来だったとある。
ビートルズと共演したのか、単独コンサートだったのか。
当時、彼女も、アメリカで、大人気だった。

ひじょうに興味深い逸品をゲットできた。

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