今日は、雨も上がって、月命日のお墓参りなど。
お寺のつつじも満開。
八重桜の色が様々。
山門の桜は、さくら色?
Wendy Hanson という名前をご存じの方は、少ないだろう。
私も、このカードに出あうまでは、知らなかった。
これはビバリーヒルズホテルのカード。
そして、このカードの差出人は、Wendy Hansonさん。
宛先は、ロンドンのNEMSのJohn Lyndon。
1965年8月23日付。
そのまま英語を読んでみると
We're Just about surviving! Didn't see Eileen but spoke to her, she has a new job + sounded much better. Did see Cilla, who was really fabulous here last night ( went with BE.+sounds). All going well, if somewhat frantically! See you soon, Wendy
となる。
ビ-トルズ一行は、アメリカツアー中で、1965年8月23日から、5日間、休暇を取っている。このツアーは、初のシェイスタジアムコンサートや、ライブ盤として出たハリウッドボウルを含むもので、ビートルズ人気の絶頂期。
その合間の休暇には、ジョーン・バエズや、デビッド・クロスビー、ロジャー・マッギンなどが訪れ、27日には、プレスリー宅を訪れている。
ツアー中に、ストーンズや、ディランなど、様々なミュージシャンとの交流も深めた。
Wendy Hanson さんは、1964年から1966年まで、エプスタインの個人秘書だったということだが、写真を見ると、ブロンドの、しっかりした感じの女性だ。
彼女が撮ったホテル内の4人は、エプスタインの写真も残されている。
ジョージとパティの結婚式にも参列している。
Sgt. Peppersのアルバムジャケットに載せる人の写真の著作権を取ることに奔走した話も有名。
1966年のシャイスタジアムでは、エプスタイン、星加さんとの3ショット写真も残されている。
元々は、Capital Recordsが、プラザ・ホテルに滞在中のブライアン・エプスタインに送り込んだヨークシャー出身の夫人で、彼につなぐ電話の選別を行ったという。
その後、ロンドンのNEMSとは別の、ロンドンのオフィスで、ブライアン・エプスタインの個人秘書になったらしい。
カードは、無事に、ツアーが進んでいることを、ロンドンのNEMSに伝えるものだが、Eileen に会えていないが、コンタクトは、取れて、新たな職に就いたとある。
Eileenとは誰なのか。
Cilla Black も同行し、コンサートを行っており、すばらしい出来だったとある。
ビートルズと共演したのか、単独コンサートだったのか。
当時、彼女も、アメリカで、大人気だった。
ひじょうに興味深い逸品をゲットできた。