何か、早くも梅雨みたいな天気になってきた。
春は、もう終わったのか?
今年の大河ドラマの鎌倉殿が好評だ。
昨年の大河も評判はよかった(後半視聴率は伸び悩んだが)。
タイミングがずれるが、昨年の大河ドラマのノベライズ版を読んだ。
渋沢栄一翁には、少なからぬ縁があり、本もたくさん読んだし、深谷や、王子にも詣でた。
今回のこの4冊読破が締め。
細切れに読むのがいやだったので、4冊で揃ってから一気に読むタイミングを図っていた。
改めて、しっかりしたいいドラマに仕上がったなと思う。
コロナ禍で、回数が短くなったり、製作に制約がかかったが(ヨーロッパロケもできなかった)、その中で、ベストな内容に仕上がったように思う。
これは、脚本家の腕もあるが、渋沢栄一翁が生きた時代の躍動感が、渋沢栄一の生きざまとシンクロして、見事に渋沢栄一の姿を輝かせたという印象だ。
もちろん、実業家になってからの逸話については、漏れた部分も多く残念なところもあるが、明治維新までのところは、渋沢栄一が自ら語った内容をかなり忠実に再現してくれた。
栄一を取り巻く人々も、うまく表現されていた。
脚本を小説化したものを読んだのは初めてのように思うが、ドラマの場面が自然に浮かび上がるようにうまく小説化されていた。
渋沢栄一の生きざまを、物語として読みたい向きには、いいのではないか。
当たり前だけど、読みやすい!