今日は、ゴルフ。
スタートと、エンドでちょっと雨に降られたが、まぁまぁのコンディション。
スタートは、よかったが、途中大たたきで、前半は、散々。
後半持ち直したが、全体としては、残念な結果。
本書は、先日、日本民藝館を初めて訪れた後、すぐゲットした。
民藝館で、総合的な図録的なものを探したが、結局、日本民藝館監修による本書が一番まとまっている。
2021年の日本民藝館のリニューアル後、総合的な展覧会が開催されたのと同時に、本書もまとめられた。
柳宗悦の業績について、うまくまとめてくれているが、それにしても、独特の民藝という世界を作り上げ、そのコンテンツを、自ら、凄い情熱で、蒐集し、その器まで作ってしまい、また現役の芸術家達と共に、美を追及し、まとめきれない奔放な活動をしたことがよくわかる。
その感覚が、決して突飛なものではなく、多くに日本人の琴線に触れるものだったから、長く評価され続けている。
本書では、日本の手わざ、日本の絵画、朝鮮工撃フ美、民族へのまなざし、英国のスリップウェア、信仰の形とカテゴライズしているが、その中の細分類を見ると、特徴がよく表れている。
例えば、大津絵。
特に珍しいものではなく、美として意識はされていなかった。
木喰仏も、あまりにも素朴で、知られていなかった。
それを、1年間徹底調査し、その生きざままでも調べ上げ、本にまとめたが、その本を超える研究本は、まだないという。
美的感覚と、イメージ具現化していく馬力があった超人だったとしか思えない。
日本の文化に興味のある方は、是非、柳宗悦の貢献にも、思いを馳せて欲しい。