「虐待とその背景にあるもの」というテーマで、児童相談所の先生の話を聞いてきた。
2時間ほどのお話なので全部頭に入ってないが、その中で心に残っている事を少しだけ書いておこう。
子供が言うことを聞かないとき、暴力を使う方法が一番簡単だが、これは子供に、暴力を教えているようなものだ。やがて、その子も暴力を振るう。
虐待された子供はどうなるか。
成長発達の障害、言語発達の障害、感情発達の障害、どこでもいじめられていると言う形でしか人間関係をもてない。
少年院に入っている子供の3割から6割は虐待の経験がある子供である。
虐待を受けた子供は、常に自信がなく不安なので、良い友達にあったとしても、信じられなくなり挑発して相手を試したくなる。挑発すれば相手も良くは思わない態度をするので、やっぱり「自分はだめなんだ」と、ますます自信をなくし、挑発をする。
昔は「体罰で教育してきて来たのだから、体罰はいいんだ」というのは間違いだ。昔は子供にも労働をさせたり、我慢することが多かったし、国自体も戦争をするなどがあったので、子供にもある程度の耐性ができていた。
現代、体罰をしたら絶対良くないというのが証明されている。
体罰を与えなくても、こどもを教育する方法はある。
車の免許を取るために勉強する過程があるが、体罰をしなくても教育できる方法はあるので、そういうのにも目を向けてほしい。
しつけか、虐待かは非常に難しいが、もし近所で、虐待されてるような事があれば児童相談所に知らせてほしい、早期の対応ができる。
子供にとって、誰か一人でも聞いてくれる人がいると救われるので、声をかけてあげてほしい。
以上。うまく書けないが、こういうお話を聞いてきた。
(CAP)は私も3年前に知ったが、すごい団体だと思う。
虐待については、私たち、保育サポーターをしていても、あまりに難しい問題だが、少しでも子育ての役に立てればいいなと思う。体力の続く限り、続けていきたい。