カンレの日記

還暦の年から始まったブログ、いつの間にか古希そして喜寿を迎えた日々のこと。思いのままに。

講話「虐待とその背景にあるもの」

2006年07月14日 | 保育サポーター

「虐待とその背景にあるもの」というテーマで、児童相談所の先生の話を聞いてきた。

2時間ほどのお話なので全部頭に入ってないが、その中で心に残っている事を少しだけ書いておこう。

子供が言うことを聞かないとき、暴力を使う方法が一番簡単だが、これは子供に、暴力を教えているようなものだ。やがて、その子も暴力を振るう。

虐待された子供はどうなるか。

成長発達の障害、言語発達の障害、感情発達の障害、どこでもいじめられていると言う形でしか人間関係をもてない。

少年院に入っている子供の3割から6割は虐待の経験がある子供である。

虐待を受けた子供は、常に自信がなく不安なので、良い友達にあったとしても、信じられなくなり挑発して相手を試したくなる。挑発すれば相手も良くは思わない態度をするので、やっぱり「自分はだめなんだ」と、ますます自信をなくし、挑発をする。

昔は「体罰で教育してきて来たのだから、体罰はいいんだ」というのは間違いだ。昔は子供にも労働をさせたり、我慢することが多かったし、国自体も戦争をするなどがあったので、子供にもある程度の耐性ができていた。

現代、体罰をしたら絶対良くないというのが証明されている。

体罰を与えなくても、こどもを教育する方法はある。

車の免許を取るために勉強する過程があるが、体罰をしなくても教育できる方法はあるので、そういうのにも目を向けてほしい。

しつけか、虐待かは非常に難しいが、もし近所で、虐待されてるような事があれば児童相談所に知らせてほしい、早期の対応ができる。

子供にとって、誰か一人でも聞いてくれる人がいると救われるので、声をかけてあげてほしい

以上。うまく書けないが、こういうお話を聞いてきた。

CAP(キャップ)子供への暴力防止プログラムの主催。

(CAP)は私も3年前に知ったが、すごい団体だと思う。

虐待については、私たち、保育サポーターをしていても、あまりに難しい問題だが、少しでも子育ての役に立てればいいなと思う。体力の続く限り、続けていきたい。

コメント (2)
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