カンレの日記

還暦の年から始まったブログ、いつの間にか古希そして喜寿を迎えた日々のこと。思いのままに。

母の思い出

2006年07月17日 | 保育サポーター

このところ、毎日雨が続き、とてもうっとうしい。

ふと思い出した。

あれは、小学生の頃か?その前か?雨の日が好きだった頃を・・・

雨の日には、家族が家にいた。特に母のそばにいられたのが嬉しかった

いつも農作業で外に出ているし、家に帰れば家事をして、じっと座っていることがない。

そんな母が、雨の日には決まって縫い物をしていた。足袋をつくろい、着物や洋服の継ぎ当て、新しい着物も縫っていた。布団までも作る。

時には、私のために端切れの布で、お人形に着せる着物も作ってくれた。着丈が20センチ位で、本物と同じ裁ち方で、手抜きのないミニチァ版だ。

あー、あの時は、すっごい、嬉しかったのを今でも覚えている。

そんな母の横にちょんと座って、端布をもらい訳のわからないものを縫っていた私、そんなときが、なんとも言えずほっとする、大好きな時間だった。

今考えれば、忙しい中を良く作ってくれたなぁと思う。

汗臭い母のにおいも覚えているが、その臭いが、匂いに感じていたのも不思議だ。

男兄弟ばかりの私は、女だから、女なんだから、とよく手伝いをさせられた。あの頃手伝いをしたことで、今の私があることも、ありがたいと感じていた。手伝いの中でどうすればうまく出来るか?工夫をした。手も器用だねといわれることもあった。

そんな母は15年前に他界した。(あらやだ、うるうるきてる)

私は、もうすぐ60歳、「母の思い出は一生忘れない」ことがしみじみわかる。果たして私は子どもから見てどんな母だったのか?定かではないが・・・

コメント (2)
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