14期生小野田直人です。
実務補習が無事終了してほっとするまもなく、診断実習となりました。
連続するということは良いことでもあります。先週までの実務補習の記憶が鮮明なため、進め方などが頭に残っているからです。反省点も含めて。
ということで今回は、先日の実務補習からの反省点について書いてみます。
<実務補習の反省点>
実務補習では、診断先企業の課題の想定が本当か?提案している提言や施策が妥当か?提案する新ドメインがベストなのか?といった重要な点の検証が(時間不足で)不十分である可能性が高いです。この点が一番の反省点で心残りとなりました。
力不足といえばそれまでですが、もう少し改善できるような気がしています。もちろん勉強になった点は数え切れないほどあり、非常に良い制度だと思う反面、提言や施策がもっと精度の高いものにできないものだろうかと考えた次第です。
<なぜ、そうなのか>
そこで、なぜ実務補習では、上記のような反省点(=問題点)がでてしまうのかについて考えてみます。
私は、「診る」「書く」「話す」のうち、話す部分以外で、下記3点が原因と考えました。
1.ヒアリング時間が短すぎる
2.その業界を知らなすぎる
3.提言のネタが少なすぎる
以下にそれぞれの点について見ていきます。
1.ヒアリング時間が短すぎる点
ヒアリングについては、実務補習では通常、社長から「しか」ヒアリングをしません。
田村先生の教えの通り、「最低3名の意見を聞く」が実践できれば良いのですが、ヒアリングになれていない実務補習生にとっては高いハードルです。
2.その業界を知らなすぎる。
田村先生の診断実習では豊富に診断先企業の資料を頂きました。しかし、実務補習では事前に診断先企業の情報をほとんど入手できません。また、資料を入手していたとしても、その業界について調査する手段やノウハウを持っていないため、資料をもらっても「読むだけ」の受講生が多いと思います(私もそうでした)。
結果、「出たとこ勝負」になってしまい、ヒアリング不足、提言不足につながったと考えます。
3.提言のネタが少なすぎる
実務補習では、課題が仮に的確に明確にできたとしても、提言のためのネタがほぼ受講生任せとなっています。結果として、各個人の属性、つまりベテラン営業マン、税理士、不動産デベロッパなどのキャリア面の属性などを基礎とした、その時の「思いつき」に依存する形の提言がまとめられていきます。
提言は、経営戦略、人事労務、営業・マーケ、財務、情報という各分野を診断先の課題に応じて強弱を付けつつ作成されます。各分野を網羅的に提言できるように診断士の受験勉強をしてきたものの、この提言のネタの提供方法については体系的な知識が身についていないと強く感じます。
以上が自分なりに実務補習の反省点(=問題点)とその原因を分析した結果です。
<今後について>
これらの課題に対して、できれば提言のネタを自分なりに体系的にまとめるようなことができたらいいなと感じています。
例えば、新規開拓営業のための提言A、B、C・・・ その実施結果と共に実例としてまとめるなどです。
当面時間がなさそうですので、執務従事とかで体験したことなどを提言ネタとして、コツコツとまとめていければと思います。
長文駄文お付き合い頂きありがとうございました。
小野田直人