こんにちは。塾長の鴨志田栄子です。
6月後半から、毎週、国内外の出張が続いています。とくに、この1か月、研修講師の仕事が集中し、4日~6日/週という密度で講義が続いています。
私が講義で大切にしているアクションとして、記録があります。
(1)講義の進行のタイムスケジュールを記録する
(2)テキストの表記や内容について、もっとこうした方がよいという気づきを記録する
(3)受講生のグループ討議結果を記録する
(4)受講生のグループ討議時に、どのようなアドバイスをしたのかを記録する
(5)その研修に対する受講生の振り返り内容を記録する
(1)の記録は、次に同様の研修を実施する際の時間配分を考える貴重なデータとなります。
(2)テキストの表記や内容の改善案は、次の仕事のテキスト作成時のブラッシュアップにつながります。
(3)グループ討議結果については、私がそれまで知りえなかったその業界に関する知識を増やしていくことになります。
(4)グループ討議時のアドバイスは、受講生の思考モデルとして整理し、次回からは、あらかじめ、留意事項として伝えることができるようになります。
(5)受講生からいただく生の声は、重点配分の参考となります。
毎年リピート依頼をいただくものの、年間1回ぐらいしか行わない研修もあります。記憶に頼るのではなく、記録に残すことで、安定した品質を維持でき、リピート依頼時には毎回ブラッシュアップした内容を提供することができます。私にとって、メモが沢山書き込まれた研修テキストこそが、研修ノウハウの塊です。