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単身赴任の効用 その2

2014-10-03 09:58:54 | 14期生のブログリレー

単身赴任の効用 その2

 

前回に引き続き、単身赴任の効用について。

 

それは、時間の使い方が自由だということでしょうか。

 

家族と一緒に過ごしていると、食事、掃除、洗濯などの

家事全般について、家族全員の分を妻が世話してくれます。

その際その全体最適化を狙った手順で、時間帯で、

まとめて処理しようと考えます。そのため、その時間帯に

自分も合わせる必要があるわけです。

家族は集団生活です。決まり事を守らなくてはなりません。

 

一方、単身赴任は基本一人ですから、家族の誰にも合わせる

必要はありません。食事は気が向いたときに食べればいいし、

抜いてもいいし。掃除はしなければしなくてもいいし。

洗濯は着るものがなくなってやればいいし、クリーニングも

気が向いた時でいいし。

 

赴任した当初は24時間自分の時間になったと思い、うれしく

なったものです。また、何かの申し込みの時に、申込用紙に、

電話連絡可能時間を記入する欄がよくあるのですが、そこに

『いつでも』と書き込むときもうれしく感じたものです。

自由を獲得した自分がいたように思っていたのでしょう。

 

とはいえ、自分でやるわけですから、当然自分自身に負荷は

かかります。時間と負荷のトレードオフとでもいいましょうか。

自由と自己責任のトレードオフといいましょうか。

いいことばかりではありません。やはり世の中はバランスが

取れています。

 

 

また、心理的な側面として、自由を獲得すると、自由であるが

ゆえの甘えが出てきます。だらだらとした生活を誰も正して

くれません。夜遊びも誰のチェックもかかりません。

トレーニングをサボっても誰も気が付きません。

 

そんな時は、単身赴任でなければとか、だれか監視してくれれば

とか、一人だから仕方ないとか、いろんな思いが湧いてきます。

本当に勝手な人間です。

 

そんな中でふと思いました。

 

人間は基本的に集団生活をするようにできているのではないか。

そしてお互いに助け合い、一緒に活動して行くことで規律

(ルール)や約束を設定し、それを守ってゆくようにできて

いるのではないか。

 

スポーツにおいてもルールがあって、『そのルールの範囲内で

創意工夫して、競い合うことで楽しめ、自分を高めることが

できる。』

ということを聞いたことがあります。

 

目的を同じにする集団を結成し、決まり事としての制約条件の

範囲内で、自由に創意工夫し自分を表現する。

 

とても大切だと思います。

 

書いているうちに、集団の力の再認識になりました。

これも単身赴任の効用を考えた効用なのかな。

 

改めまして、

14期生の皆様、塾長、講師の皆様、事務局の皆様、という力強い

集団に参加させていただいていることに感謝申し上げます。

コメント (3)
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