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話し方を学ぼう

2016-07-04 21:28:19 | 16期生のブログリレー

 16期田代です。これから1年間、同期の塾生と一緒に学びながら、塾長、講師陣、OB生の皆さんも含め、仕事の悩みも相談できるような友人関係を築いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

 ところで、最近よく耳にするメラビアンの法則ですが、わりと誤解が多いということをご存知でしょうか。メラビアンの法則とは、「会話における聞き手への影響力は、会話の内容よりも、外見や声のトーンなど言葉以外のものが高く、数値で表すと、言語7%、声・話し方38%、外見・態度55%と、圧倒的に視覚や聴覚から得られる情報に影響を受ける」というものです。

 しかし、これが「コミュニケーションにおいては、話す内容よりも外見や話し方が重要」という、誤解や拡大解釈を招いているようです。

心理学者アルバート・メラビアンの実験が示す結果は、「同時に矛盾する情報を受けた時に、視覚情報、聴覚情報、言語情報の順に優先的に判断する」というものです。例えば、つまらなそうに相手をほめたり、ニコニコしながら相手を叱ったりすると、言葉の内容よりも、言語以外の印象で話し手の本当の気持ちを判断するということです。

 これをプロコンに当てはめるなら、話す内容は最も大切。しかしせっかく人前で良い内容の講演をしたとしても、話し方や表情・態度がイマイチだったら、非言語情報の影響がまさって講演の価値が半減してしまうのでもったいない、ということになるかと思います。

 

 私が当塾の講義で楽しみにしているのが、元プロアナウンサーの宮崎絢子先生による話し方スキルの特別講義です。受講したOB塾生から大変好評で、話し方のスキルをもっと早い時期に受けたかったとの声があり、前年度よりも早く受講できるよう今年度はカリキュラムが変更されたそうです。話し方スキルを高めたい私としては、ぜひとも受講したいと思っています。

 

受講は11月ですが、それまでに自分の話し方の課題を見つけておきたいと思い、参考図書を探してみました。

「たった1日で声までよくなる話し方の教科書(魚住りえ著 東洋経済新報社)」

2015年夏に初版が発行され、10万部売れているそうで、その手の本としてはベストセラーではないかと思います。発声・話し方・会話術など簡単で本当に役立つテクニックがたくさん紹介されております。

 

私が役立つと思った点は、発声と話し方のトレーニング方法についてです。良い声を出すために、腹式呼吸、共鳴、滑舌などすぐにできるトレーニング方法が紹介されています。どんな話し方をするにしても、良い声を出す人がいれば、その人の話を聞いてみたいという気持ちになりませんか。プロのような良い声になることは困難ですが、自分の中で最良の声を出すことはきっと可能なので、やってみようと思います。

最も興味を持ったのは、著者が25年の経験から生み出したという「朗読」トレーニングです。「音読」ではなく「朗読」です。これは、強調・抑揚・メリハリといった話し方のスキルを高めることに相当効果のある方法だとすぐに理解できました。日々の反復練習で、声と話し方を改善して、少しでも説得力を高める話し方を身につけたいと思います。

 

何を話すかという内容ももちろん大切ですが、それをどのように話すかによって、相手への伝わり方が大きく異なることは間違いありません。相手に伝えたい・理解してもらいたいという気持ちを強く持つことが、話し方のスキルを向上させる秘訣かもしれませんね。

コメント (2)
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