稼プロ!18期事務局の金岩です。
研修で「ビジネスゲーム」に参加し、楽しく遊びながらも以下の気づきがありました。
この学びは、仕事や日常生活にも活かせるので、皆様にシェアします。
①決して恵まれた条件でなくとも戦略次第で勝利できる。「思い」が重要。
②相手の困りごとに自分の強みを提案する。
③欠点の克服より強みを強化して差別化する。(欠点克服は平均的になるだけ)
④自分が勝手に制約や窮屈なルールを設定してしまっている、常識にとらわれるな!
【ゲームの内容】
・数名のチーム単位で世界の各国となり、世界市場でお金を稼ぐ団体戦
・国の種類は、途上国(ラオス、フィリピン)、先進国(イギリス、アメリカ、日本)、
資源国(中国、インド、インドネシア)
・ゲーム開始時に、各国に資材が配布される
途上国の例:折れた鉛筆、ものさし、紙2枚
先進国の例:鉛筆・はさみ・カッター各2、コンパス・分度器、紙2枚
資源国の例:鉛筆削り、紙20枚
・各種の形状(三角形、円など)に切り抜いた図形を取引所で売買してお金を稼ぐ
・形状により、売買単価が異なる
・お金は銀行で金利が付く
・統制は国連が行う
【私の体験】
私はアメリカチームでした。資材に恵まれているので、すぐに製品の製造に取り掛かります。
1枚の用紙から沢山製造できて、売買単価の高い図形を、速く・沢山製造しようと手を動かしていると、
資材がない国から資材の調達交渉があり、鉛筆などが2セットあるので1セットを紙と交換しました。
できた製品を取引所に持っていくと、品質が悪いとの事で2割カットされてしまいます。
資源国から紙を調達できたので、今度はスピードよりも品質を重視して製造しました。今度はばっちり!
儲かったお金は銀行に預け、金利も得る算段で絶好調です。
ところが、市場に同じ形状の製品が市場に出回ったので、製造中の形状の価格が急落しました。
作戦を変更し市場価格の高い製品を製造していると、国連がやってきて「工場火災で完成品は焼けました」と
製品を没収されてしまいます。さらには、銀行が破綻したとの告知で、預け金が半分になってしまいました。
泣きっ面に蜂状態ですが、ガンガン製造して稼ぎました。結果は優勝。
【ふりかえり】
・講師によると資材に恵まれた国でも勝率は3割以下らしく、ラオスが優勝した回もあるようだ。
・商社でこのゲームを実施すると、まずは他国の状況を見て回る事からスタートするらしい。
経営者の場合は、まずゲームの時間を聞きにくるとか。
子供にやらせると、鉛筆削りを壊して刃を取り出しカッターとして使用したり
ものさしや鉛筆は半分に折って、半分を自分が使用し、もう半分を他国に売却した事例もあるとか。
・モノづくりだけでなく、困っている国に資材や人材を貸し出し、儲けた事例もある。
・私達は製造業らしい動きで、材料を入手して製造して売る事しか頭になく、資源保有国も強みである
資源(紙)を簡単に鉛筆などと交換した事で、どの国も平均化してしまった。
【学んだこと】
①決して恵まれた条件でなくとも戦略次第で勝利できる。「思い」が重要
ゲーム開始時に配られた資材を見て戦意を喪失するチームもあるようだが、
情報や人材を活用する戦略で勝利できる。諦めない熱い「思い」が重要。
②相手の困りごとに自分の強みを提案する。
自分と環境を把握し、自分の方から先に働きかける事で優位に交渉ができる。
③欠点の克服より強みを強化して差別化する。(欠点克服は平均的になるだけ)
足りないものを補おうとしがち。持ってる強みで勝負する事を先に考える。
④自分が勝手に制約や窮屈なルールを設定してしまっている、常識にとらわれるな!
子供の発想はすばらしい。業種や立場の違う人の思考を取り入れたい。