アパレルのD2C

こんにちは。18期の木村です。

 

以前のブログにてZOZOスーツの話がありました。それを見て、私もZOZOスーツを注文してみました。スーツを着てアプリで撮影すると、首回りや腹回りなど体全体を簡単に計測することができます。自分の体型の悪さを改めて実感できましたね。

 

さらにお任せ定期便というのもやってみました。定期的に計測したサイズに合ったおすすめの服を自動で送ってきてくれるというものです。もちろん気に入らないものは返品できます。便利さを感じる反面、自分で考えることがどんどんなくなってゆくことに少し不安も感じました。

 

さて、アパレル業界では最近D2C（Direct　to　Consumer）というビジネスモデルが増えてきています。店舗を持たず、自ら企画、製造した商品を自社運営のECサイトのみで直接消費者へ販売するモデルです。卸売業者などの中間業者を通さないことで、コスト削減し低価格を実現することができます。SNSが普及したことで販促もしやすくなり、また販売データから得らえる顧客のニーズをダイレクトに企画製造に反映することができるなどの利点もあります。

 

アパレルではもともとZARAやH&MのようなSPA（Speciality store retailer of private label apparel）という同じようなモデルがあったのですが、こちらからさらに店舗にかかるコストまでも削減したものがD2Cと言えます（正確には店舗もあるのですが、サンプルを展示しているだけで、在庫も持ちません。お客さんが購入したい場合はネットを通して購入することになります。）。アメリカではボノボスやメガネブランドのワービーパーカーなど多くの成功例があります。

 

日本でもD2Cのモデルは増えてきており、オーダースーツなども安いものでは3万円台から購入できるようです。これくらいの金額であれば、今までオーダースーツなんて考えもしなかったですが、ちょっと考えてみようかなという気にもなります（スーツを着る機会があまりないですが、診断士として着る機会を増やしていきたいですね）。

 

消費者としてお得なサービスがこれからも増えていってもらいたいと思います。と同時に、診断士としては既存の店舗が新たなサービスとどう共存、もしくは対抗していくのかということも考えていかないといけないのかなと思います。

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