東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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統計と診断士

2019-03-09 12:00:00 | 18期生のブログリレー

皆さん、こんにちは。 稼プロ!18期生の小野澤です。昨今霞が関界隈のお役人たちの不正統計問題が世の中を騒がせていますが、今日は統計について少し考えてみたいと思います。統計と言うものは、一般的に数字の羅列で一見無味乾燥であまり興味をそそられる性質のものでもありませんが、その一方で今問題になっているように、世の中の重要な意思決定や方針の設定などを行う時の基礎情報として大変重要な意味あいを持っています。その退屈な数字の羅列故に、それを作る方も見る方も少し軽んじてしまうのか、今回のように「すこしくらいなら、多少の不正をしても誰にも気づかれないだろう」的な安易な行動に走らせてしまうのかもしれません。

我々診断士もその仕事をする際、市場分析等で様々な政府統計や民間統計に接することがあるわけですが、その分析や判断の土台になる統計データが信頼おけないものとなると何のための分析だか何だかわからなくなります。

一時期統計学関連の本がベストセラーになったことがありますが、統計も使い方次第で大変大きな力を発揮するポテンシャルを秘めていると思います。診断士の受験勉強中にも経営情報システムの科目の勉強で皆さんも少し勉強されたと思いますが、私の場合、ある人から「統計は試験問題にちゃんと答えられるようになろうと思うと奥が深く、学ぶのに時間もかかる割にはリターンが少なく、敢えて手をつけないで捨てろ」とアドバイスされ、ほとんど勉強しませんでしたが、今思うと統計学の診断士の仕事への応用の仕方のようなことを勉強しておくと結構強力な武器になるような気もします。

因みに世の中には統計を、非常に有効に仕事に役立てている方もいて、例えばセブンイレブンの元会長の鈴木敏文氏は、コンビニのPOSからとり入れるあらゆる情報を統計データとして使い、仮設⇒検証⇒仮説⇒検証と言うサイクルを繰り返し、いくつものヒット商品、ビジネスを生み出してきたのだそうです。

また、三代前の米国FRBトップのグリーンスパン氏は、その卓越した金融市場との対話力で勇名をはせた人ですが、この人も金融統計データをこよなく愛した人で、データをじっくり読むのが大好きな統計おたくだったようです。そういう能力、知識、経験がFRBの難しいかじ取りを長い間行うことを可能にさせたのかもしれませんね。

 こういうひとの話を聞くと、統計データを活用することの大切さを感じずにはいられませんが、診断士としてこれから頑張ること考えると、どこかで統計を一度きちんと学びなおしておいた方が良いのかなと思いつつ、なかなか体が動かない私です。どなたか良い勉強方法をご存知でしたら、是非ご教授ください。

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コメント (4)
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