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カープ戦のチケット

2019-04-12 12:00:00 | 18期生のブログリレー

こんにちは。18期生の森です。

 

今年もプロ野球のペナントレースが始まりました!私が応援する千葉ロッテマリーンズはホームランを連発しているものの先発投手がなかなか結果を残せず現時点で負け越し。一方、3年連続リーグ優勝のカープも相当苦戦していますね。去年までの強さが影を潜め、最下位に低迷しています。

 

さて、そのカープですが、近年そのチケットの売り方が問題になっています。ファンクラブ向けのものなどを除き、昨年までの売り方をざっくり言うと、1年間のチケットをシーズン前に一度に販売を開始し、かつ、何試合分も何枚でも買えるシステムにしていました。これにより、転売目的の者(ダフ屋)が大量に購入して高値で転売する行為が発生。年間のチケットは発売直後にすべて売り切れ、本当に試合を見に行きたい人が直接購入できず、行くのをあきらめるか、あるいはダフ屋から高値で買うことになっていました。

発売してすぐに買わないと正規の値段で買えないため、発売前にはチケット売り場の前に数週間前からテントが張られる事態になっていました。

この売り方には大変批判が噴出していますが、この売り方をしている理由としてカープは以下の説明をしています。

・地域のコミュニティ(子ども会など)の方がみんなで来れる場にしたい。

・以前は一度に販売せず、他球団と同様に開催日に合わせて発売日を分けていたが、お客さんから何度も買いに来るのが面倒なので、1年間のチケットを一度に発売して欲しいという声があった。

 

このような理由に基づき、カープは今のような売り方に変更しましたが、変更した当時は特に問題も生じず、批判もありませんでした。

 

それが今のように問題が起きているのには環境の変化があります。すなわち、スタジアムが建て替えられ、チームは強くなり、カープ女子というブームが起きるような人気球団に変わったのです。かつて、土日であろうがゴールデンウイークであろうがいつでも思いついた時にふらっと行って当日券で入れたときとは集客力がまったく違うのです。

 

これを意識して、カープはベストな販売方法を考えなければならないと思います。今の売り方では地域のコミュニティの方などと言う以前に、ファミリーでもまったく行けない状況になっているのです。

 

今年は批判を受けて抽選方式(抽選券を多数配布し、抽選に当たった人だけがチケットを購入できる)を取り入れたため、テントの列はなくなり、ダフ屋も減ったようですので一定の効果はあったようです。しかし、1年間のチケットを一度に売り、一人で何枚でも買えるシステムはそのままなので、抽選の当選確率は約1/20しかなく、行きたい人の多くが行ける状況にはなっていません。

 

この売り方を変えないようでは、一度に売ることで販売経費が少なく売れたらいいと考えていると思われても仕方ありません。昔とは状況が違うことを認識し、よりお客様のことを考えたチケット販売方法にしてもらいたいものです。

 

(余談ですが、私の妻が3時間並んでチケット抽選券をもらいに行き、約1/20の倍率を勝ち抜いて当選しました!そのため、我が家では今年に限り複数回観戦に行くことができます!)

 

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お知らせ

ぜひ、稼プロ!19期生として、一緒に学びませんか? 4月13日の診断士協会のスプリングフォーラムでは、稼プロ!のブース出展があります。 https://www.t-smeca.com/event_info/2019/03/2019.html

 また、4月18日、24日にも、合同説明会を予定しております。詳細は以下を参照願います。 http://kasepuro.com/LP/gouori/

コメント (8)
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