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平成時代を振り返る

2019-04-30 12:10:00 | 18期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。稼プロ!18期の杉山です。

巷で、はやりの“平成最後”にブログ当番が回ってきました。単なる執筆順の巡り合わせとはいえ、どこか光栄に感じます。(と言っても、最後という言葉とは無縁に、稼プロ!ブログはこれからもずーっと続くのですが…)

さて、平成時代の振り返りをどうしようかと思っていたところ、ピッタリの本を見つけました。それは……、「学習まんが 少年少女日本の歴史22巻 平成の30年」です(^^)/。日本の歴史シリーズの約20年ぶりの新刊で、平成時代をコンパクトにまとめています。

我が子に読ませるつもりで購入したのですが、気が付けば自分の方が熱心に読んでいました。中学生ぐらいの頃から慣れ親しんでいる歴史まんがですが、今回の「平成の30年」は不思議な読後感です。というのも、掲載されているエピソード(史実)は全部知っているものばかり!

バブル経済の崩壊に始まり、円高不況、ITバブル、デフレスパイラル、リーマンショック……。事件や災害では、阪神淡路大震災、東日本大震災、地下鉄サリン事件など。うーん、並べていくと、やっぱり暗い話題が目立ちますね。

その一方で、スポーツの世界では、世界との距離が縮まった時代でした。サッカーW杯の連続出場やオリンピックでのメダルラッシュ、メジャーリーグでの日本人選手の活躍など、日本人アスリートの活躍が目立つようになりました。

インターネットやスマホなどのIT技術が急速に進歩したのもこの時代。インターネット上のクラウドサービスを使うことで、場所や時間を問わず、仕事をする環境が実現できるようになっており、格段に便利さを感じます。(クラウドがない時代の中小企業診断士活動……、想像するのが怖いです)

ところで、失われた10年とも20年ともいわれる平成時代ですが、経済の規模を表す、国内総生産をみると意外な姿が浮かび上がります。平成元年の421兆円が、平成30年の549兆円へと+128兆円も増加しているのです。経済規模は拡大しているのに、なぜ豊かさをあまり感じないのでしょうか?

もう一つ、中小企業の事業所数の推移をみてみると、平成時代は真逆の印象をもたらします。中小企業の事業所数は平成元年の662万社→平成28年357万社まで一貫して減少傾向が続いています。この事業者数の減少の方が、経済に対する我々の実感を表しているのではないでしょうか。(格差社会が進行している?)

暗い話題もあった平成時代ですが、AIやIOT、iPS細胞など、次世代につながる新技術が開発され、これからも新ビジネスが続々と生まれてきそうです。いずれにせよ、次の令和時代が、名実ともに豊かさを実感できる時代になると良いなあと感じます。

コメント (4)
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