皆さん、こんにちは。18期生の平野です。
新潟名物といえば「笹だんご」。あんこをヨモギ入りの餅でくるみ、さらに笹の葉で包んで蒸したお菓子は、新潟のソウルフードです。古くから地元民に愛され、また新潟土産の定番として不動の地位を築いています。(皆さんご存知ですよね!?)県内には100軒を超える業者があり、未だに自家製の笹だんごを拵える家庭もあるくらいです。
この笹だんご界に新星が現われ、新潟名物の代表格に上り詰めようとしている商品があります。その名は「笹だんごパン」。上越市の小竹製菓という会社が作る、笹だんごをパン生地で包んでしまうという斬新な商品です。炭水化物を炭水化物でくるんでしまうという発想は、私には思い浮かびませんね。
去年あたりから噂には聞いていましたが、先日ようやく口にする機会を得ました。
パンなのか?だんごなのか?実際に食べてみると……
新食感!!
上越産の米粉を使用したパンと、ほどよい甘さのつぶあんの入った笹だんごが一体となって、とても美味しい。何個でもいけそうな感じです。上越とは全く関係ないですがパンダのパッケージもかわいい。これは新潟の新名物として推すだけの、価値とインパクトがあると素直に感じました。
製造元の小竹製菓は、地元ではよく知られている老舗の菓子店。菓子店ながらコッペパンにバタークリームを挟んだ「サンドパン」が有名で、昔から地元で愛されてます。10年以上前、結婚式の婚礼菓子、ウエディングケーキなどの需要減退から、商品構成を見直す取り組みが始まりました。ベテラン従業員の「笹だんごもパンも両方作れるのだから、組み合わせてみてはどうか」という提案から「笹だんごパン」の原型は生まれたそうです。納得いく商品に仕上げるまで擁した年月は7年。2015年に発売されました。発売後しばらくは、注目されもしませんでしたが、その後も改良に改良を重ね、近年大ブレイクしている次第です。
新商品開発のリソースは、自社の強み・ノウハウのなかにあったということですね。
そしてやはり、商品開発は粘りが大事だということです。一朝一夕にできるものではなく、試行錯誤を何度も繰り返して価値が出てくる。それでようやく買ってもらえるものなのですね。実に地味なことなのですが、粘りの重要性に気付かされました。
この笹団子パン、東京でも買えちゃいます。東京駅のグランスタ丸の内の土産物店「のもの」等で取り扱っています。人気があるのですぐに売り切れてしまうそうです。
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