16期生の大石泰弘です。
今回は、最近参加した自律的社員育成研修についてご報告します。
社員のモチベーションを上げるために、叱るのではなく
褒めましょう、という本を読んだことがあります。
しかし、今回参加した社員研修では、「叱るも褒めるも
上から目線。自律的な子や社員を育成したいなら、人間として
対等な関係で接しなければいけない。」という考え方を
教わりました。アドラー心理学に基づくそうです。ちなみに
研修名は、「子育て研修」です。でも半分以上の人は、会社組織
の活性化のために参加されていました。
人の行動や行動の結果に注目せず、行動の背景にある意図
や姿勢に着目し、人間として尊敬できる部分に光をあてると
相手は自分に自信が持て、自律的に考えて行動する動機が
少しずつ強くなるのだそうです。信頼関係を強める効果もあると
思います。
たとえば、テストで0点をとった子が、親にそのテストを見せて
くれました。あなたはその子に何と言いますか。
0点をとった結果に注目せず、親に見せようとした意図や姿勢、
テストの準備に見せた姿勢などに、人間として尊敬できるもの
を見つけ、それを讃えるといいそうです。
「よくテストを正直にみせてくれた。ありがとう。どうしたら
0点とらないようになれるかなあ?」という感じでしょうか。
周りの人たちの、行動やその結果にとらわれないで、行動の背景と
なっている姿勢や意図に気が付けるようになるためには、普段から
人の行動をよく観察する訓練が必要だそうです。
是非これをマスターして、組織の活性化に悩む経営者に紹介しようと
思います。