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偏りを少しだけ調える

2019-09-21 12:00:00 | 19期生のブログリレー

台風15号の襲来で復旧の大変さを思い知らされている今日この頃です。

今回は停電の復旧に時間を要している印象です。 報道を見ていると、倒れた電柱や木を一つずつ取り除いて復旧されているんですね。 東京電力は福島原発の事故以降なにかと風当たりが強くて、今回も世間の風は冷たいですが、 人手に頼って一つずつという復旧を見ていると、遅いなぁ、なんて思わずに、頭が下がります。

今回は停電からの復旧がこれまでの災害時より日数を要しているという印象なのですが、 事情が人手に頼って一つずつ、だとすると本当にそうなのでしょうか。 昨年や一昨年の水害や地震も現地では同じようなことが起きていたのだけれども、 今年の被災地が千葉県なので、身近に思えて被害がより深刻に感じられている、 とか、報道自体も大きめになっているのではないか、というような自分の中の偏りに思い至ったりしています。 皆さんはどう思われていますか。

そんな思いを抱えながら、今週は、益田に行く機会がありました。 山陰に御縁がある方じゃないと、益田がどこかお分かりいただけないかもしれません。 島根県の西部、もう少し西に行くと山口の萩です。往路は羽田から飛行機で、益田入り。その空港は益田市にあるのですが、名前が益田空港ではなく萩・石見空港なのです。 それぐらい萩に近い場所です。

用件を済ませた後の復路は、いろいろ事情がありバスで広島へ向かうことになりました。中国山地越えです。このルートのバスに乗るのは、生涯でこの一回、なんて思いながらの乗車です。 中国山地を越えるのだから、延々と林の中を走るのかと思いきや、小さいですが町が連続しています。 学校帰りの中学生が3停留所くらい乗ったりします。 長距離バス兼生活バスでありました。 ひっそりとしたなかに暮らしの息づかいが感じられます。

地方に出掛けて思うことも、自分の偏りです。 会社で施策を立案するとき背景としてイメージしているのは自分が暮らしている都市部の生活です。 ですが、地方には、都市部とは異なるけれども劣るわけではない生活が至る所にあります。 今回のバス移動でも、それは痛感しました。

JRでの移動が時間がかかりすぎるので採った方法ですが、 バスの方が鉄道よりも生活は身近に感じますね。 そんな風に偏りを少しだけ整えた一週間でした。

コメント (3)
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