19期生余合です。
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
「明けまして」はよろしいのですが、年が明けていきなり6日から2泊3日で「社内研修」で新潟へ行ってきました。
現在勤務している会社の社長、副社長とも外資系出身の方で、外資系では多国籍の従業員のコミュニケーション促進の為、よくグローバルに研修を行うとは聞いていましたが、年明け早々いきなり2泊3日の研修にはびっくりしました。
しかも、2日目はメインの「雪合戦」・・・。
冬場での体力増強、チームワーク強化にはよいカリキュラムとも思いますが、60歳過ぎての雪合戦とは、体がついて来ずにアキレス腱でも切れはしないかと冷や冷やものでした。
この雪合戦、北海道を中心に雪国では「スポーツ雪合戦」として町興しもかねて盛んに行われているそうで、今回も地元のクラブの方が専用の道具も貸し出してくださり、きっちりしたルールで3セットマッチを戦いました。
余談ですが、雪玉つくり用の道具もありまして、1度に40個の雪玉を作成できるのですがこの道具が重い重い、雪ブロック堀りと雪玉つくりで合戦後2日経つのに未だ両腕と肩が痛い有様です。
さて、本題の「お茶」ですが、この研修では4人で一部屋に泊まりました。私を除くと他の3人は30歳後半から40歳はじめの働き盛りのおっさんです。寒い中外から部屋に帰りまずは暖かいお茶と思い、普段日に3杯はお茶を飲む私は他の3人分も併せて1日目はほうじ茶、2日目は煎茶を急須で入れました。
ところが、このおっさん3人組、「ありがとうございます」とは言いますがどうも茶碗に手を伸ばさない。1日目は「今はいらないのかな」と思い、私も自分の分だけ飲んですぐ温泉に行ったのでその後3人がお茶を飲んだのか気にしませんでしたが、2日目も同じように飲まない。どうも気になったので「お茶、嫌いですか?」と聞くと3人とも「お茶は飲みません」との返事。ペットボトルのお茶は行きの新幹線で飲んでいるのを見てましたから、どうも急須で入れたお茶を飲まないらしい。自宅へ帰り、この話を女房殿にすると「最近は家に急須がない家庭が多いらしい」とのこと。
30歳前半までの「若手」であればそんなもんかな、とも思いますが40歳前後のおっさんも急須でお茶は飲まない人が多いことには若干ショックでした。
そんな話を女房殿としている傍ら、テレビでは元日産会長のゴーン被告がアメリカのスパイ映画さながらの逃亡劇を繰り広げたとのニュースをやっているし、今月末にはイギリスがEUを離脱します。
お茶を巡る20歳のジェネレーションギャップでショックを受けている場合ではないですね。今年も益々「えっ、こんなことが」ということが起こるのでしょう。
自分の理解できないことを無視することなく、また自分のわかることを当たり前としてのみ捉えず「信仰と懐疑」の間をタフにバランスを取りながら少しでも自身のキャパシティを広げたいと思う年始めの研修でした。