こんにちは。19期生の遠藤孔仁です。
前回、働き方改革についてブログに書きましたが、自分にビットがたっているのか、働き方改革に関する記事に目がいっているようで、今回も関連したテーマになりました。
突然ですが、ABWという言葉をご存じでしょうか?IT業界では3文字英語がよく使われますが、そうではありません。
ABWとは、Activity Based Workingの略で、オランダのコンサルティング会社のVeldhoen + Companyが提唱したワークスタイルの考え方で、仕事の内容にあわせて働く場所を選ぶ働き方となります。
例えば、レポート作業に集中して取り組みたいときは割り込み作業の入らない個室を利用し、新しいコンセプトをつくる仕事の場合は椅子ではなく、ソファーなどリラックスできる環境の部屋で働くなど、アプトプットの目的により、最適なワークプレイスを選択する働き方となります。
Veldhoen+Company社は、仕事を「10の活動」に分類しており、それぞれの活動に応じたオフィスを用意することになります。
(出典:https://businessnetwork.jp/Detail/tabid/65/artid/6634/Default.aspx)
中断されることのない高いレベルの集中が求められる個人作業である高集中や短い会話や質問などを交え、メンバーと場を共有しながら行う個人作業のコワークなど細分化した場を用意することを定義しています。
これはABWの要素のうち「物理的な環境」に関する定義であり、物理的な環境での仕事を実現するためのIT環境などの「テクノロジー」や、それらを活用する主体である社員の「行動」がその実現を左右します。
私の職場でも、ABSを意識した会議スペースなどがつくられていますが、そのようなファシリティだけでなく、そのアウトプットを最大化するための行動の変化やITツールの利活用などを行うことで、アウトプットの質やスピードを最大化することこそ、最終的なアウトプットとする必要があります。
働き方改革は、現在進行形で、かつ試行錯誤しながら、働いている人たちの今までの価値観から軌道修正し、価値観の転換を行うことが求められる。外見的な変化でなく、内面的な転換を実現しつつ、生産性を上げてこそ、働き方改革を実現できるものと考える。