東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

ストレスとなる「責任」から、バイタリティとなる「責任」へ

2020-02-23 11:58:30 | 事務局からのメッセージ

稼プロ!事務局(17期)の金岩由美子(かねいわゆみこ) です。

今回は「責任」について記載します。
先日、「ストレスとなる責任から、バイタリティとなる責任へ」というタイトルのセミナーに参加してきました。
過去に部下に「期待している」と言ったら、それが「重荷だった」と後から知らされた事がありました。
遣り甲斐につながる役割を担ってもらい、個人も組織も成長できるようにするにはどうしたらいいのか
そんな課題感を持っていたからです。

セミナーの講師はコミュニケーショントレーニングネットワーク 統括責任者の岸英光氏です。
冒頭に「責任の意味は?」と問いかけられました。改めて問われると明確に答える事が難しいです。
参加者からの返答も様々。以下の答えば滅多斬りにされました。

任せられる・与えられる→「やらされ感」につながる
役割→役割は分担するもの責任は重ねるもの(子育てにおける父と母が例)
自分で最後までやり切る→自分の力に及ばない時は移管すべし
結果を出す→結果が出なかったらネガティブな評価につながる
尻拭い、怒られる、切腹、重い→だから日本で使われる「責任」はダメ!

「責任」という言葉は明治時代に生まれたそうです。
英語には日本語の「責任」にあたる言葉が3つあり、そのれが複合して1つの単語で表現されるようになりました。
①Responsibility 遂行責任
 責任ある立場とは不確定なことに対応を求められる立場であり、失敗したり予想できない困難にぶつかっても
 あれこれ手を尽くしてやり遂げること。
②Accountability 説明責任
 方針や状況を関係者に説明し、納得させる。曖昧な状態で放置しないこと。
③Liability 賠償責任
 何か(金銭、労働など)を差し出すこと。

日本で「責任を取る」というと、職務をやり遂げず、物事の経緯や真実を説明することなく、ただ辞めるだけのことが
多いように思います。非常に「無責任」ですね。

また「義務(duty)」と「責任」も違います。
義務は着手するスタートの意味合いが強く受け身、本来の「責任」はゴールを主体的に目指すこと。
「(自ら)立場をとる」という表現が本来の意味に近いように思います。

お付き合いのあるお客さまの会社では「お前はどうしたい?お前だったらどうする?」という会話が日常的です。
自ら立場をとって仕事を進める社風なので、立場をとる領域もどんどん大きくなり、バイタリティとなり
独立開業される方が多いことに納得しました。

私もそれぞれの場面で能動的に「立場をとり」、バイタリティに繋げたいと思っています。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする