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AIを使いこなす

2020-02-16 14:21:53 | 19期生のブログリレー

 稼プロ!事務局の佐々木晋です。ついこのあいだ新しい年が始まったと思ったらもう2月半ばですね。あと2週間したら3月で第1四半期が終わってしまいます。会社の業務目標もロケットスタートで取り組まないと、気がつけば時間切れになりそうです。

 私のチームの目標の一つは、業務にAIを導入して精度と効率を向上させることです。昨年はRPA導入を推進しましたので、DXをさらに前進させるべくAIの本格導入を計画しています。AIというと最新テクノロジーの響きが強く、特に事務系の人にはハードルが高いように思えませんか?私もその1人ですが今回は「文系AI人材になる」(著者:野口竜司さん 東洋経済新報社)という本に助けられています。この本はAIを「作る」ことではなく「使いこなす」ことにフォーカスを当てており文字通り文系のためのAI教書です。

 本書で述べられている文系AI人材が行うべきことの中心はAI企画です。具体的には、
①AIの基本的な専門用語とAIができることの知識を習得 
②知識をベースに導入したいAIを5W1Hの切り口で企画化 
③企画をプロジェクトマネジメント
の流れです。特に②の5W1Hでの企画化はプロジェクトを進める上で必要なポイントを網羅的に押さえているため、とても有用であると感じました。今進めているプロジェクトは本書で説明されている以下の5W1Hを忠実に押さえながら進めています。
・WHO「誰のためのAI?」          : 顧客?従業員?など
・WHY「なぜAIが必要?」           : 売上アップ?業務効率化?など
・WHICH「どのタイプのAI?」           : 識別系?予測系?会話系?実行系 x 代行型?拡張型?など
・WHAT「どんなAI?」             : AIにできること + AIで解決されること
・HOW「(人間と)どう分業する?」  : 人の仕事を補助?人の仕事を拡張?AIの仕事を補助?人の仕事を完全代行?
・WHEN「いつまでにどう用意する?」: 企画→データ作成→学習→予測のスケジュール

 本などで得たインプットは仕事でアウトプットにすることでスキルになります。今回もこのプロジェクトを成功させて「AIを使いこなす」をスキル化したいです。最近はコードベースから作るAIに加え、GUIベースでのAI構築環境や構築済みAIサービスも多数ありますので、中小企業でも導入しやすくなっています。「AIを使いこなす」をスキル化して将来は中小企業サポートにも活用したいと思います。

コメント (4)
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