皆さまこんにちは、稼プロ!23期生の須藤佳代です。
金岩講師から頂いたマンダラチャートを埋めたいと思い、「プロコンとしての3姿勢」を身につけるためには具体的に何をすると良いか考えておりました。今の仕事は人と接する機会がないので、人から学ぶ機会は稼プロ!だけです。内面を変えることは、他人はもちろん自分にも難しいことですよね。こうあるべきだという精神論も、たびたび忘れてしまいます。
しかし最近、小説を読むことは、内面を磨くことに役立っていると気がつきました。
『逆ソクラテス』(著:伊坂幸太郎 出版:集英社文庫)
ソクラテスは、「無知の知」を説く哲学者ですね。
逆ソクラテスは、「私は何でも知っている。私が正しい。」 という人を、このお話では指しています。
ダメなやつと決めつけて見下してくる逆ソクラテス教師に、生徒たちが立ち向かうお話でした。
「教師や目上の人から期待されると、成果がその期待通りになる」 ことを「教師期待効果※」というそうです。
たとえば、「シュートが得意な子」と言われればばさらに伸びますが、「パスが下手な子」ではますます上手くいかなくなってしまうことです。
※ピグマリオン効果・ローゼンタール効果・ゴーレム効果とも呼ばれます。
私は子どもに対して、時に「逆ソクラテス」になっていました。
子どもは私の知らない考えや知識を沢山持っています。しかし、つい「親だから」と自分の正しさを押し付けてしまいがちでした。
診断士としても傲慢な態度では、経営者や社員の方々の士気を下げてしまうことになるでしょう。
稼プロ!では互いに「先生」と呼ばないことに、 改めて納得します。
「私が正しい」態度にはならないよう、しっかり「プロコンとしての3姿勢」を心に握りしめたいと思いました。
小説もぜひご紹介いただけたら嬉しいです。