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インボイス発行事業者の登録申請

2023-09-11 12:00:00 | 23期生のブログリレー

稼プロ!23期生の島村康人です。

遅ればせながら、今月、適格請求書(インボイス)発行事業者の登録申請を行いました。
今年9月に開業すると決めていたので、インボイスの申請も同じ9月で考えていました。

その申請ですが、ネットで3時間もかかりました。
今後、同様の申請をされる方の参考のために、説明します。

手間取った理由(その1)

「申請データ作成マニュアル e-Taxソフト(Web版)」が28ページもあります。
確定申告にe-Taxを使っているのですが、それは関係なく、ほぼ28ページ全ての操作が必要でした。

手間取った理由(その2)

個人事業主の開業届が先に必要と思い、その説明を探したのですが、見つかりません。
結局、開業届なしでインボイス発行事業者の登録申請ができると分かりました。
根拠法が、所得税法と消費税法とで異なるからだそうです。
(それが分かってたら、もっと早くインボイス事業者に登録してました。)

手間取った理由(その3)

PCで申請したのですが、マイナンバーカードの読み取りにスマホのマイナポータルAPを併用する必要がありました。
そのAPの、QRコード読取機能が、初期表示されず戸惑いました。
結局、出来ましたが、マイナンバーカードを3度も読み取る必要がありました。
パスワードは「利用者証明用電子証明書のパスワード」と「署名用電子証明書のパスワード」の2つを使いました。
(そもそも、なぜマイナンバーカードには4つもパスワードがあるのでしょう?)


他にも理由はありますが、e-Taxも、マイナンバーカードがあっても、分かりにくいこと、この上ありませんでした。

この分かりにくさは、システム(デジタル庁)の問題ではなく、既存の複雑な制度体系に、さらに新たな制度を加えているから、ではないかと思います。

日本の制度疲労の一端を見た気がします。

 

ちなみに、改めて、この記事を書くために28ページの申請マニュアルを見ましたが、長い手順を丁寧に説明している、と感じました。

なお、マインバーカードに登録する暗証番号の目的は、次のとおりです。
・署名用電子証明書
・利用者証明用電子証明書
・住民基本台帳用暗証番号
・券面事項入力補助用暗証番号

 

コメント (6)
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