皆さん、こんにちは。講師の富岡です。
9月5日付のこのブログで、須藤佳代さんが小説について書いていましたね。
私、長い間読む本と言えばビジネス関連ばかりだったのですが、2年前くらいに
ふと小説も読んでみようかなと思い立ちました。なんか仕事のためということ
ばかり考えていては心が豊かにならないなと思ったのです。
図書館に行ったのですが、特に好きな小説家がいるわけでもなく困りました。
結局超人気作家の東野圭吾の本を読んでみることにしました。
東野圭吾という名前は知っていましたが、ベストセラー作家ということで、
なんか俗っぽいなと、あまのじゃくの私は本も映像も全く触れてこなかったのです。
たまたま何の予備知識もなく手に取ったのが「幻夜」という本。長編小説なのですが
一気に読みました。時代は神戸の震災の頃、ある悪女の話でそのストーリー展開には
息を飲みました。
それ以来、病みつきになり東野圭吾の本はだいぶ読みました。と言っても著作は
たぶん100冊以上あるので全部ではありません。今のところ20冊くらい。
読んでみてわかるのは、ジャンルはミステリーということになっていますが、彼が
扱うテーマは多岐にわたっているということです。
医療関係、原発、ホテル、ファンタジー、家族関係、などなど。
東野圭吾は大阪府立大学工学部卒、理系の人なのでトリックの組み立てが緻密、
そして遺伝子組み換えやコンピューター関連などテクノロジーをテーマにしたものも
多いです。それでいて人間の内面の描き方も見事です。
人気があるので図書館では「貸し出し中」がやたら多いですけどね。
富岡 淳