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育休をおすすめしていますか?

2023-09-27 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ!23期生の須藤佳代です。

皆さま、周りに育休を取られた方いらっしゃいますか?
男性の育休がとても増えたと実感しています。

男性の育休取得推進が始まった頃は、私の中では「育休をとれる=良い会社!」と称賛しかありませんでした。
しかし身近になるにつれてマイナス面もあることを知りました。

ある会社では、プロジェクトリーダーに抜擢された人が4ヵ月後に育休を取ると言い出し、育休中にはプロジェクトに人員補充はなく、メンバーは疲れ果ててしまったそうです。
その方に4カ月前にしか言い出せなかった事情があるかもしれませんし、会社もノーとは言えません。さらに人員補充できない事情があるのでしょう。ただ、やるせない気持ちになりました。

育休取得推進には、会社の環境整備が必須です。

国として環境整備の推進・支援策を打ち出しています。
■「雇用環境整備と従業員への周知・意向確認の措置」の義務化(さらに、従業員101人以上の企業は、環境整備について「一般事業主行動計画」を届け出る必要があります。)
■中小企業診断士などの専門家「仕事と家庭の両立支援プランナー」による支援
■企業への両立支援等助成金

環境整備への課題は、育休取得者がいるチームへの人員補充や手当などのケアです。推進だけではなく、取得しない従業員の士気を維持することにもつながります。
人員補充は、中小企業にとって難しいところですが、何とか策を見つけられたらと思います。派遣社員を雇うのも一つでしょうか。★上記助成金では、代替要員を新規雇用した場合に加算されます。
人員補充できない場合は特に、業務を引き継ぐ社員への心身の負担を減らす施策(業務改善や手当支給、メンタルケアなど)が必要です。★上記助成金のうち、「業務代替社員への手当」を支給する中小企業に対しての助成金は、2024年度より増額される予定です。

引き続き、支援策の活用状況や変化、中小企業の実状を勉強していきたいと思います。

 

ちなみに、ほんの少し、家庭内のマイナス面も耳にします。期待が大きい分、がっかりもあるようです。それでも一人とは大違いですので、せっかくの機会、少しでも互いに余裕を持てるようチームワークを大切に、取り組みたいですね。

コメント (3)
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