こんにちは!23期生の前川です。
皆様は「デザイン思考」をご存じでしょうか?
学生、または、大企業にお勤めの方の一定数が知っている印象です。
かつてデザイン思考を学びましたので簡単にご紹介させていただきます。
デザイン思考を知っていただくメリットは以下の通りです。
①それ自体に有用性がある。
②研修や講義などのコンテンツとして使いやすい。
ひと言でいうとデザイン思考とは、問題解決の手法(または思考法)です。
いきなりですが、事例を紹介します。
アメリカの空港でクレームが多発していました。内容は飛行機を降りた後の荷物待ちの時間が長すぎるということでした。
コンサル会社が提案した改善策は、設備更新とオペレーション改善でそれらを実施した結果、待ち時間を20%程度減らすことに成功したそうです。
しかし、クレームは思いのほか減りませんでした。
同じ問題に対してあるデザイン会社が提案した施策は、コストを掛けずに劇的にクレームを減らしたそうです。
その解決策を創造した手法は「デザイン思考」によるものでした。
どのような解決策だったのかは後述します。
デザイン思考はチームで実践します。その特徴は顧客(対象)を観察して潜在ニーズを探るというところにあります。
様々な書籍などで具体的な手順が紹介されていますが、厳密な手順よりも大局的な考え方が大切です。
今回はデザイン思考とは問題解決のための思考法だという点を知っていただければと思います。
上述の事例の解決策は、
飛行機を降りた後の荷物受け取り場までの経路を長くし、歩いている時間を増やして、
ただその場で待っているだけの時間を短くしたというものだったそうです。
どのような感想を持ちましたか?
人によっては「本質は解決されていないじゃないか」という感想を持ちます。
デザイン思考で大切にしているのは“ユーザー体験”です。
より詳細に踏み込みたいのですが記事が長くなりすぎるため、詳細はまたの機会に致します。