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2024と私

2024-01-22 12:00:00 | 23期生のブログリレー

22期の常木です。

暖冬と思いきや寒さが身に染みる季節となりました。皆さま風邪などひかずに元気にお過ごしでしょうか。衝撃的な始まり方をした2024年、もう3週間も経ってしまいましたので抱負を書くのも気が引けますが、今年初のブログということでお許しください。

抱負と言ってもかなり地味です。

 読書です。私の悪い癖は、本屋でブラブラと過ごす時間の方が、実際に読書する時間よりも圧倒的に長いというものです。本屋はあらゆる情報の宝庫なので何時間いても飽きが来ません。いまどんなトピックが注目されているかも、丸の内オアゾなどの大きな本屋でベストセラーをチェックするだけで分かりますし、目次を中心にパラパラとめくるだけでそれぞれのトピックの概要を分かった気になります。ただ、広く浅い知識が、次から次へと積み重なるだけで、楽しいのですがあまり身になりません。そこで今年は、何か興味のあるトピックを決めてそれを深める事をやっていきたいと思っています。

では、それは何か。

 いま、入門書から読み始めているのは「社会学」と「行動経済学」です。どちらも読めば読むほど「人間とはなにか」を突き詰めて考えないといけない雰囲気がしていて、踏み込んで深みにハマったとしても後悔しないような気がしています。「人間とは何か」と言えば哲学の分野かも知れませんし、どこに境界線があるのかも分かっていませんが、今までの自分の生きてきた道を考えた時に、社会学などの方が取り組みやすいと思うこの頃です。

具体的にはどんなトピックがあるか。

 社会学だと「ジェンダー」、「都市」、「ポストヒューマン」などのキーワードがあります。なんだかワクワクしませんか。社会学を本格的に勉強された方がいたら同じように感じられたかも知れませんが、非常につかみどころがなく、議論の余地がまだ多くあり、コロナなどの社会を大きく変える事態やAIなどのテクノロジー革命が起こると常にアップデートが必要な学問なのだろうというのが率直な感想です。それを様々なバックグラウンドをもつ有象無象の研究者・ジャーナリスト・その他の文筆家たちがもっともらしく論じているというのが今起こっていることですが、仮設や想像がベースでしっかりとした検証も結論もないものが世の中に氾濫しています。もちろん中には素晴らしい本もあり、非常に面白く読ませていただいてはいます。例えば歴史学に基づく議論は、とても説得力があったりします。

それを掘り下げてどうするのか。

 自問自答していると、ここが一番難しいです。ただ自分が直面している(モヤっとしている)、「多様性・ジェンダーを考慮したこれからの働き方」、「オフィスという社会におけるコミュニケーション」、「オフィスそのものの作り方」などと融合させていければ、何か面白いことが発見できるかもしれません。驚くべき大発見がなくても、今の仕事を多角的に、そして深く見る経験ができそうです。まずは感覚的なものかも知れませんが、それを形式知に転換させることで、多くの方が持っているモヤモヤを解消することができたら、それはそれだけでも意味があることと言えます。

 日々の会社の仕事を通して会社を魅力あるものにしたり、海外の社員と協働したりするのは、自分の基礎を形作る部分として続けては行きます。一方で自分に課していきたいのは、人間の思考・行動という自分がワクワク感を持つトピックをとことん掘り下げるという時間を持つこと。意識して、計画して、そういう時間を作るということが、今年の抱負と言えば抱負なのでしょう。

 本年もよろしくお願い致します。

コメント (4)
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