みなさん、こんにちは。稼プロ!23期生の柴田純一です。
本年もどうぞよろしくお願いします。
1月5日の日経新聞朝刊に、日本航空の子会社が、社員間のコミュニケーションを活性化するために「社員ニックネーム制」を導入したという記事がありました。「ピッコロ」、「ピグモン」など自らが付けた個性的な名前で呼び合うことをルール化したそうです。
自己開示しやすく、会話のきっかけとなり、社内コミュニケーションを活性化する効果があるそうです。
また、多様性の尊重やプライバシー保護の点でも最近再度注目を集めている施策です。
調べてみると、このビジネスネーム制度を30年以上前に導入した企業がありました。レンタルのニッケンという会社です。
以下は、当社のWeb Siteからの抜粋です。
~Quote~
会社は劇場、社員は役者
レンタルのニッケンでは、全社員が本名ではなく、ビジネスネームで仕事に取組んでいます。
芸能人でいうところの”芸名”といえばおわかりいただけるでしょうか。
私たちがビジネスネームを導入した最大のねらいは、公私の区別を明確にすることにあります。社員一人ひとりが様々な思いをこめて名前をつけ会社という劇場で仕事という芝居を演じる役者になりきるわけです。名刺交換の際のインパクトもなかなかのもので、今や当社のユニークさを象徴する制度となっています。
ビジネスネーム制度について
1987年に、会社創立20周年の記念行事として、創業者が「一銭もかけずにインパクトのあるもの」として発案し、実施したのが始まりです。
この制度の導入目的は、ひとくちで言えば、公私の区別を明確にする、という事です。
社員は、会社の玄関をくぐったら、プライベートな立場から、スイッチを切り替えて、プロの意識を持って、仕事をするべきである、という考え方を、会社の文化として定着させる事を、目的とした制度です。
またそれは、仕事をいったん離れれば、個人の時間や、家庭をしっかりと大事にしてほしい、という、会社からのメッセージでもあります。
~Unquote~
ネットを見ると「芽出 鯛(めで たい)」さんという社員もいらっしゃいました。
飲食店や小売では本名の名札をつけていることで、ストーカー等の被害に遭ってしまうケースもあるそうで、このようなカスハラ防止にも効果はありそうです。
一方で人事部門は大変です。税金や行政からの問い合わせは、社員の戸籍上の氏名で連絡が入りますので、2つの名前を管理する必要があります。また、本名をを同僚や上司に知られたくない、という社員が出てくれば、個人情報への配慮も必要となります。
社内コミュニケーションは本当に大事です。全てのトラブルの根っこはここにあると言っても過言ではないかもしれません。しかし、私は、古い人間なのか、このようなルールを会社に強制されるのは正直シンドイです。親から頂いた名前に誇りを持って、正々堂々と人生を歩みたいです。
このようなルールを心地よいと思う人もいるかもしれませんので、色々な選択肢があることはよいことだ、とは思います。
ネット世界ではハンドルネームを使う人も増えています。現実社会でもビジネスネームを使うことが一般的になると、どれが本当の自分か分からなくなりそうです。
皆さんはビジネスネーム賛成派ですか?反対派ですか?