稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
喜劇王タナケンは、今期の朝ドラ「ブギウギ」の登場人物です。歌手である主人公が、初めて出演する喜劇での相手役兼演出家。
このタナケンは、演技未熟な主人公にアドバイスすることなく、自分で何かに気づくことを待ちます。そして、主人公が一皮剥けたと思われたとき、初めてその個性を褒めます。
筆者はこれを見ていて、コーチングにちょっと似てる、と思ったのでした。タナケンはコーチというには冷たい振舞いだったのですが。
「本人」が「何か」に気づかないと成功することは望めないし、それは教えられることではないのと申されるのです。
筆者は若いときに舞台に上がっておりました。素人の演劇サークルでしたので、演出も素人。演出が演技指導したりしますが、その演技指導に演技指導が必要なぐらいのレベル。
それでも繰り返し稽古をしていると、一皮剝けるときがやってくるのです。
反復と辛抱は、ある種の極意だと思っています。支援先も私たちも。