塾長の鴨志田栄子です。
昨日は、この育成塾のOB生が企画・運営する「月島マネジメント勉強会」がありました。基本的に、ドラッカーの本をベースにその理解を深め、出席者でディスカッションしています。
昨日から、2冊目の本『プロフェッショナルの条件』が始まりました。
10時~12時半は、担当者が作成したレジュメをもとに、本の内容についてレクチャーを受け、初代塾長の宮本先生の講和があります。
13時半からは、グループに分かれて、「賛同できる点」「仕事に応用できる点」「反対したい点」「疑問点」などの視点から、各自がポストイットを用いて、意見を出し合い、グループとしてのまとめを模造紙に作成して、発表していきます。最後に宮本先生から、総括コメントをいただきます。
以上が、進め方ですが、今日は、昨日、私が賛同できる点としてあげた中から、ひとつ、以下に紹介します。
「新しい組織社会では、知識を有するあらゆる者が、4,5年おきに新しい知識を仕入れなければならない。さもなければ時代遅れとなる。このことは、知識に対して最大の影響を与える変化が、その知識の領域の外で起こるようになっていることらも重大の意味を持つ」(P.32より抜粋)
つまり、知識を有する者も、新しい知識を仕入れなければならないということですが、「4,5年おきに」とあります。その数字を厳密に受け止める必要はありませんが、私は、この部分について、次のように解釈しました。
インプットをして新しい知識を仕入れたら、それをアウトプットに変えて自分の外に活用していくことであり、アウトプットに対する、外の世界でのレスボンスや変化から、次に仕入なければならない新しい知識も、見えてくるのではないかと思います。
ひとつ、苦言となってしまいますが、小論文の書き方を学んだけど、提出していない方が何人もいるということは、自らアウトプットの場を棄てていることになります。今からでも、添削は受付ます。(10期までは、事前課題にしていたので、必ず全員が提出していましたが、事後と課題になったらとたん、提出率が下がってしまっている現状を踏まえ、来期は事前課題に戻す予定です)
この育成塾も、残すところ1回の講義どなりました。続けて、新しい勉強することはもちろんOKですが、同時に、学んだことをアウトプットする機会をみずからつくることを心がけていただきたいと思います。
私自身の話で恐縮ですが、育成塾の診断実習の際に、問題解決について学ぶ機会がありました。その時に紹介された本を購入して、「ビジネスノウハウのヒント」という小レポートにまとめておいたのが、今でも、研修の中で、問題解決のニーズがあると、テキストに組み込んだりしています。
また、直接、育成塾で学んだスキルではありませんが、育成塾がきっかけで多変量解析のセミナーを受け、その後は、「手弁当で、調査の機会があったら参加させてください」という申し出をしたりもしていました。
これからいかにステップアップをしていくのか、そのためには、人的ネットワークを密にして、常に旬の情報が入ってくる体制を築いてください。〇〇部に入部することもお奨めします。
みなさんのこれからの飛躍を祈念しています。
※『プロフェッショナルの条件』お奨めの図書です。