12期生の大川鉄太郎です。
今回は我が家のWindows8の顛末につきまして書いてみます。
日本のみならず世界中で、いまだに12年前に発売されたWindows XPが
圧倒的に多くの企業で使われています。これはXPがそれなりの完成度が
あったことと、後継として出てきたVISTAと7が共にこれといったアドバン
テージが無くて費用だけかかるという理由で見送られた結果です。
我が家でも似たような流れでXPが出て早々に使い始めましたが、VISTAと
7がぜひ使おうと思えずここまで来ました。その間にハードウェア部品は
かなり交換し、XP自身も太りましたがハードウェア補強でカバーして
きました。そして最近NHKニュースでも取り上げられたりするようですが、
XPのサポート打ち切りが2014年4月8日に迫ってきました。企業では、
オフライン機は別ですが、4月以降XPのオンライン機を使うことはセキュリ
ティ上から許されませんので、昨年あたりから本格的な準備が始まっています。
どこでも膨大になっているイントラ用アプリケーションの移行が大仕事です。
ただしXPからの主たる移行先はどうやらWindows8ではなく Windows7
のようです。Windows8が避けられたのはタブレットOSへの抵抗感と準備
時間がネックのようです。
個人所有のXPも仕事に使う以上は、来年4月8日以降は使えないのは全く同様です。
私の場合、XP搭載機は主力のデスクトップとノート2台が該当します。ノート
2台は共に古くて、OS入れ替えは無理です。非モバイルの一台はほぼ引退状態
ですが、ともかくオフライン機であると位置づけました。もう一台はモバイル
(レッツノート)で古くてもプレゼン用やノート取り用に重宝していますので、
これもオフライン機と位置づけました。このレッツノートは、10年近く前に
訳書を出すときに通勤電車の中でも原稿を書くように購入しましたが、肝心の
本が売れなくて増刷に至らず、投資が回収できないままです(^^;)。デスクトップ
はメイン機であり、オフラインというわけにはいかないので、Windows8に移行
することにしました。
マイクロソフト社が今年1月31日まで限定でWin8の特価セール(約5,000円)を
やっていたのでそれを購入しました(2月1日からはなんと27,000円前後)。この
機会にSSDを追加して馬力をアップしようと考えてこれも購入しました。SSDは
アベノミクスによる円安の影響をはるかに上回る率で輸入部品が値上がりした
ため慌てましたが、日本の大手T社が半導体苦境から従業員50名の会社に
メモリ素子を大量にたたき売りしたらしくて、これに救われました。現行の
32ビットから、そのまま32ビットへ行くのか64ビットへ行くのかは大いに
迷いましたが、この際64ビットに上がろうと決めました。そして各ドライバー
の確保を始めましたが、最後にマザーボード用がどうも見つかりません。世界
最大のマザーボードメーカーの製品ですので、派生品を含む製品数が多い事も
ありますがHPをいくら探しても見つからず、台湾本社に問い合わせたところ
「そのボードはWin8をサポートしない」と言われてしまいました。ガーンです…。
準備の順番を間違えました。ロジカルシンキングが実践できていないのが明白で、
お恥ずかしい限りです。情けない。
この時点で選択肢は2つのみです。サポートするハードウェアを入手するか、
Win8をあきらめてWin7にするかです。ハードウェアでの対応はかなりの
投資になりそうで、まだ稼げていない診断士にはきついことからWin7にする
ことにしました。大山鳴動して・・・という感もありますが以上が顛末です。