19期生の田中宏樹です。
2020年も早いもので一か月が経とうとしています。
私も独立してから早いもので一年半が経過しました。
独立して同業の方からよく聞かれるのが、固定の仕事は持っていますかということです。
我々、診断士の業界での固定というのは、公的機関の仕事を月間で10日勤務しているなどをさします。こうした公的機関の仕事を週1~2日、もしくは月間で月12日~15日を契約して働いていると、肩書的にも大きいですし、月間の稼働率もあがるため、収入も目途がつきます。公的機関以外の仕事だと顧問契約も固定と言えます。
固定の仕事に対し、変動というのは、紹介や自ら営業をして、月間の仕事を埋めていくというものです。固定の仕事ではないため、仕事を確保しないと収入は得られませんし、安定もしません。変動の仕事は公的機関からのスポット業務や専門家派遣、民間からの受注などがあります。民間と契約している人は単価も高くなっています。営業が好きな人や専門性が高い方は、固定の仕事はあまりしていない印象があります。
私の場合、何か尖ったスキルがあるわけではないので、一年目は固定の仕事を中心に回していきました。固定を15日確保し、残りの10日ぐらいを専門家派遣やセミナーなどの仕事で回していきました。固定の仕事に就けたのは、公的機関が夏に公募をかけていたのをたまたま気づいて(締め切り2日前)応募し、採用となったのですが、今思えば運が良かったのだと思います。
固定の仕事は、安定するというメリットがある一方で、仕事の内容もある程度、固定化してくるため、常に勉強が必要となる変動と比べると、成長カーブはかなり緩やかになります。契約打ち切りや、予算がつかなくてその仕事そのものがなくなってしまうと、一気に不安定になります。
このため、収入が偏らないように仕事のポートフォリオも重要となります。
現在の私の場合、公的機関の仕事を収入の5割、残りの5割を専門家派遣、セミナーなどにしています。一年目は固定8割、変動が2割ぐらいの比率だったと思います。いずれは、公的機関の仕事(固定)を3~4割、変動を6~7割にしたいと考えています。
変動比率を高めるためには、専門性を磨く必要があると思っています。稼プロはもちろんのこと、勉強会などにも参加してスキルを磨いていきたいと思います。
1月、2月は公的機関が公募をかける時期ですので、興味がある人や独立を検討されている方は、ホームページをチェックされてみてはいかがでしょうか。