東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

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裁量労働制の導入支援をしました。

2022-05-11 12:00:00 | 21期生のブログリレー

21期生の中川です。

 今日はクライアントに最近どんな支援をしてみたかを書いてみます。自分は公的支援の他に直接契約をしているクライアントの方もいらっしゃいますが、こちらの方々はどちらかというと労務管理の相談が多いです。具体的な成果物としては就業規則を提供する、問題があった社員対応の解決方法をご提案する等ですが、その趣旨は労務リスクを排除したい、さらにはきちんとしたいい会社にしたいということが背景に伺えます。

 最近、法的に問題がない労働条件に変更したいというご要望を受けて、あるクライアント企業様へ専門型裁量労働制を導入提案と支援をさせて頂きました。人材確保の課題はありますが、業績では大きな問題がない状況なので制度面もきちんとしたいという先方のご意向でした。
 さて、裁量労働制もいくつかあり、今回は労働基準法第三十八条の三に記載されている「業務の性質上、業務遂行の手段や方法、時間配分等を大幅に労働者の裁量にゆだねる必要がある業務として厚生労働省令及び厚生労働大臣告示によって定められた業務の中から、対象となる業務を労使で定め、労働者を実際にその業務に就かせた場合、労使であらかじめ定めた時間働いたものとみなす」専門業務型裁量労働制度の導入提案をしました。
 ご存じとは思いますが、労働者の法定労働時間は1日8時間、1週40時間と定められております。この時間を超えて労働者に業務をして頂く場合は労働基準法36条による時間外労働の協定(36協定)と割増賃金の支給が必要となります。
 一方で、これを原則に、効率的な働き方に合わせて柔軟化させる労働時間制度もあります、変形労働時間制(1週間単位、1か月単位、1年単位)、フレックスタイム制度等がありますが、その1つとして今回の裁量労働制があり支援をしました。こちらは情報処理システムの分析又は設計の業務の他19業務に限り所定事項を定めて過半数代表者との労使協定を締結すること等により導入することができます。
 今回、詳細の事情は記載できませんが、事情確認とご要望を受けて対応しましたが、業種はシステム開発で、ほぼ社員全員の方がシステムエンジニアと関連営業の方でしたので対応可能と判断し、ご提案させて頂きました。
 導入プロセスは①事業、業務内容や実際の働き方に関するインタビュー、②みなし堂々時間となる1日あたりの労働時間制度の制定、③苦情処理窓口の設置、④裁量労働規程案、労使協定書案の作成と賃金制度の変更案の調整と決定、⑤社員説明会のコンテンツの作成と説明会の開催、⑥規程、協定書の行政届出で進めています。一部社労士業務もありますが、全体的には、何を目的にどのような働き方を従業員に期待するか、どのような社風や企業文化を経営として考えていきたいかが中心でした。制度自体は箱みたいなものでそれだけでは運用に支障があります。そこで自分が一番力を入れたのは社長、副社長との考え方のすり合わせと、従業員説明会の実施の方でした。
 従業員向け説明会では、会社はシステムエンジニアである皆様の実力を信頼し、業務配分については各メンバーの裁量に大幅にゆだねたいという気持ちを繰り返し伝え、不利益変更ではないことや、何かあったら相談窓口も用意しているということも合わせて、熱弁を振るいました。1時間半の説明会では、質問もいくつか出て自身の会社員時代を思い出す勢いすら感じました。
 本クライアント様におかれましては、少人数で良好な業績もそうですが、それ以上に、ステークホルダーに対して堂々と社員と社員の家族が幸せになるいい会社にしたいという社長のご発言があったからこそスムーズに進むことができたと感じています。3回の打合せと作業でだいたい2か月という期間で完了することができました。 
 目に見える成果物としては、裁量労働制度に関する説明資料の作成、規程や協定書、説明会実施くらいの小さな活動にも見えますが、なんのためになぜ行うのかという趣旨を明確にすること、関係者の納得性を高めるため、丁寧な関係者インタビューを中心とした導入プロセスの提案と実施が重要と考え実践できたと思います。
 規程作成と提出はどうしても他士業にゆだねる必要がありますが、人を中心とした経営支援ととらえれば、中小企業診断士活動と思います。コーチングや法令に関するティーチングを使い分けながら、丁寧なインタビューをすること自体はあらゆるテーマにおける支援活動にも通用すると感じております。今後は支援の業務フローの形について確立して、さらに洗練して展開していきたいと思います。

2022年5月11日 中川 聖明

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いよいよ21期生の最終講義です!

2022-05-10 12:00:00 | 21期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ!事務局長の水口です。

前回のブログでは、「DX」をテーマにブログを書きました。
DXは、デジタルを活用した「革新」でした。
DX導入・推進では、単に業務の生産性向上を目指すのではなく、将来のビジョンを考えます。会社の10年後、20年後、50年後・・・を見据えて、今まで考えたことのない大きなビジョンを掲げることで、大きな飛躍(革新)に繋がります。(前回のブログはこちら)

これは、会社だけの話しではなく、「ヒト」も同じだと思います。
自らの思いをしっかり表明することで、いずれ実現する!と思うからです。

今月の21期生最終講義のなかで、「決意表明」の時間があります。前回の講義での15分間プレゼンテーションが最終という位置づけでしたが、この決意表明が本当の最終プレゼンテーションといえるでしょう。

1年間、稼プロ!でみっちりと学び、これから益々活躍していくために、どうありたいか、ぜひ、悔いのないように堂々と発表(決意表明)してくださいね!

今から、21期生の皆さんの決意表明をとても楽しみにしています!

稼げる!プロコン育成塾 事務局長 水口淳一郎
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■中小企業診断士に必要な基礎スキルを徹底的に学びたい方へ■

稼プロ!では、2022年6月開講(予定)の22期生を募集しています。
(22期生 限定15名。申込みを続々受付中です)

現在、説明会や講義見学会を開催中です!
 ・診断士として活躍するための基礎スキルを「徹底的に」身に付けたい方
 ・稼プロ!で「良いネットワーク」を築きたい方
 ・診断士に必要な「ひととなり(マインド)」を学びたい方
は、ぜひご参加くださいませ。

お申込みは「稼プロ!」Webサイトからお願いします。https://www.kasepuro.com/recruit.html

【稼プロ!説明会】 
5月11日(水)19:00~ 
5月16日(月)19:00~ 

【稼プロ!最終講義見学会】
5月29日(日)

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ハンドボールプロリーグ発足

2022-05-09 12:00:09 | 21期生のブログリレー

こんにちは。19期生の遠藤孔仁です。

今年は、3年ぶりに行動制限がないGWでした。最大10連休だった方もいたと思います。これまでの鬱屈した雰囲気から解放され、レジャーを楽しまれた方も多かったのではないでしょうか。

さて、私事ですが、長い間放置してきた自分の部屋でしたが、春先から整理をはじめました。ようやく、目途がつく状況となりましたので、これから最後の仕上げと積読となった本を読んだりしようと考えています。そんな片づけをしていたら、高校時代の写真を見つけました。体育祭や文化祭、修学旅行などの思い出とともに、生活の中心となっていた部活の写真が多くあり、懐かしい気持ちとなりました。私が打ち込んでいた部活はハンドボールです。

ハンドボールはヨーロッパではとても人気があり、サッカーに次ぐ人気のあるスポーツといわれています。しかし、残念ながら日本ではマイナーなスポーツで、過去にもハンドボールの知名度向上のためにメディアに取り上げられたことを思い出します。

最初は、テレビ朝日で放映された「ビートたけしのスポーツ大賞」で、国体出場経験のあるそのまんま東を中心に学生チームや実業団と対戦していました。

次が、TBSで放映された「スポーツマンNo.1決定戦」で、宮﨑大輔が総合順位1位に輝き、注目を集めました。

最近では、東京2020オリンピックにも出場した土井レミイ杏利です。彼はショートムービーアプリ「TikTok」で570万人を超えるフォロワーをもつTikTokクリエイターでもあります。

時代時代でハンドボール人気に火をつける動きがあり、現在に至っておりますが、2024年2月にハンドボールプロリーグが発足するニュースを聞きました。ハンドボールでプロリーグ?大丈夫?と思いましたが、それを成立させる2つの特長があるようです。

それが、「シングルエンティティ(リーグ主導による経営)」と「デュアルキャリア(働きながらプロ活動)」となります。

シングルエンティティは、スポーツチームの主な事業収入である「チケット」「グッズ販売」「放映権」「スポンサー」収入をリーグで一括管理することで、全体収益の最大効率化を図るというものです。

デュアルキャリアは、プロリーグでありながら、専属プロ契約、兼業のプロ契約、アマ契約を選択することができ、選手時代のパフォーマンスの最大化とセカンドキャリアの担保を両立させるものとなります。

これらの取り組みを推進するのは、オリックスバッファローズ、横浜DNAベイスターズを経て、B.LEAGUEの初代事務局長を務めた葦原一正氏となります。橋原氏は2021年4月、日本ハンドボールリーグの初代代表理事に就任し、来たる2024年のプロリーグ発足に向けた活動を進めています。

ハンドボールに携わったものとして、このプロリーグが立ち上がり、ハンドボール人口が増えることを期待しています。

 

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■中小企業診断士のスキルを基礎から学びたい方へ■

稼プロ!では、2022年6月開講(予定)の22期生を募集しています。
下記の説明会や講義見学会を開催いたしますので、
 ・稼プロ!に興味のある方
 ・プロコン塾、マスターコースを検討している方
は、この機会をぜひご活用ください。

【稼プロ!説明会】
 5月11日(水) 16日(月)19:00~ 

【稼プロ!講義見学会】
 5月29日(日)


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時は金なり

2022-05-08 12:00:27 | 21期生のブログリレー

稼げる!プロコン育成塾コースマスターの太田一宏です。
うちの子どもはよく眠ります。赤ちゃんではありません。20歳を過ぎております。そういえば、同じ歳の頃、私もよく眠っていました。血は争えませんね。睡眠は大切、とはいえ寝過ぎでした。眠っていた時間の半分でも勉強に充てればよかったと悔いております。
その後悔は、中小企業診断士の試験勉強中にもあまり生かされず、その結果、長い受験生ライフを送ることになりました。
私の受験生ライフは、子供の受験期とも重なっており、高校受験の学校説明会に同行していたときに聞いた話です。有名校では、学業とともに体育祭や文化祭など学校行事が重視されており、それは有名校にほぼ共通していることに気づきました。学業、部活、行事、生徒会活動などが並行するので、時間が足りないだろうと思うのですが、どのタスクも終了時刻が決めてあり、その時刻が過ぎたら、取り組んでいるタスクを打ち切って、次のタスクに取り掛かる、これもほぼ共通していました。先に手掛けているタスクは優先度・重要度が高いからという理屈で、ある程度完成してからから次へ移る方式だった私のやり方とは異なっていました。半信半疑ながらも、それまでの方法を変えて、時間割を作って守ることにしてみました。性格もあるので、守り切れないこともありましたが、効果あり。こどもはそれらの学校に合格しませんでしたが、私は診断士試験に合格。まさに、時は金なり。
この諺は、稲妻が電気放電であることを明らかにしたベンジャミン・フランクリンがその著書に記したTime is money. の和訳。時間は大切なものであり、金銭と同等の価値がある。だから、時間をむだに費やしてはならない、の意です。フランクリンの意図したところは、何もしなかった(あるいは遊んでいた)時間を生かせば得られたはずの収入を逸している、機会損失だそうです。一方、時間を大切に刻苦勉励すれば成功し、富貴が得られるという解釈は、日本独特とのこと。確かに私たちの心情にはフィットしているようです。

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稼げる!プロコン育成塾は、塾生募集中です。
説明会と講義見学会を行いますので、ご参加ください。

【説明会】5月11日(水)16日(月) いずれも19:00から
【見学会】5月29日(日) 終日いつでも

詳しくはホームページを御覧ください。
稼プロ! 稼げる!プロコン育成塾 トップページ (kasepuro.com)

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続・沖縄

2022-05-07 12:00:00 | 21期生のブログリレー

みなさん、こんにちは

稼プロ!19期生の森です。

さて、前回のブログでGW沖縄へ行く話を書かせていただきましたが、先日無事行ってまいりました。

そして、レンタカー難民になっていることをお伝えしていましたが、なんとかその後借りることができました。そのブログの廣瀬さんからのコメントでもご指摘がありましたが、こちらの記事にもあるように、コロナ禍で業者が台数を大幅に減らしてしまったことが主な原因だったみたいですね。現地のレンタカー屋さんにも「借りるのが大変でした~」と話すと、やっぱりそのようなことをおっしゃっていました。

更に問題なのは、そのことによって旅行自体キャンセルというケースもあったということですね。事実、沖縄はそんなに混んでいなかった印象です。国際通りなんて15年前くらいに訪れた時の印象に比べると少し活気がなかった気がしますし、場所によっては閑散とした印象もあったくらいです。

雇用に関しては、雇用調整助成金などでなんとか維持したとしても(あと融資とか家賃補助はあったと思いますが)、稼働していない車両をこの先行き不透明な中でどこまで維持するのか?というのは難しい判断ですよね。この稼ぎ時にこの機会損失は大きいだろうなと思います。

あと軽石の被害もまだまだ解消できてない様子で、漂着した軽石を沖に出ないように網かなんかで囲っているのですが、まだかなりの面積を占拠していました。これのせいで、いくつかのアクティビティが決行不能になってしまっているようです。

記事にもあるように、レンタカー不足を「エコツーリズム」の契機に、というのも一つの方向性だとは思いますが、まずは立て直していかないと、関係者は堪ったものではないかもしれません。

今日(6日)のニュースでは、外国人観光客の受け入れを一定の条件付きで試験的に再開するそうですが、インバウンドに頼りすぎるのも、国内需要の開拓を蔑ろにする面がある気がするので、是非とも沖縄のような国内有数の観光地には、転んでもただでは起きないということで、新規性のある取り組みを期待したいですね。個人的にはライドシェアとか、行政も主導して進めてもらえると良いかなと思います。

あと、嘉手納基地の周辺道路を通っていたときにF15?戦闘機がかなり低空で(体感的には10メートルくらい)上を掠めて飛んでいったのにはびっくりしました。

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■中小企業診断士のスキルを基礎から学びたい方へ■

稼プロ!では、2022年6月開講(予定)の22期生を募集しています。
下記の説明会や講義見学会を開催いたしますので、
 ・稼プロ!に興味のある方
 ・プロコン塾、マスターコースを検討している方
は、この機会をぜひご活用ください。

【稼プロ!説明会】
5月11日(水) 16日(月)19:00~ 

【稼プロ!講義見学会】
 5月29日(日)

 

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