ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

蕎麦まつも @岐阜県各務原市

2017年01月15日 | 岐阜県(岐阜)

以前から行こう行こうと思っていたにも関わらず、なかなか営業時間に合うように寄りつけなかった各務原市の「蕎麦まつも」にやっと訪問。鵜沼駅から西へ向かったところにあり、店の前の通りは狭いので少し分かり辛いかも。少し南に下ると木曽川があり、対岸に犬山城が見えます。聞くところによると主人は東京の一茶庵系列の出身だとか。創業は平成8年(1996)との事なので、もう20年以上の歴史がある。店は戸建てで、大きく見えたが、アプローチを通って中に入ると大テーブル1、小テーブル2の他に小上がり席が2つと、さして広くない。席から厨房は見えず、年輩の女性が1人で給仕をしていた。こちらは種物のそばはもちろん、三色や五色のそばが食べ比べ出来るそうだが、この日は初訪だったので、せいろを「中(200g)」で注文した。ちなみに訪問時(昨秋)は”新そば”とのこと。

しばらくして「せいろ」が運ばれる。普段そばの麺量は書いていないことが多いので、200gがどの位か分からなかったが、多くも少なくもない適量。そばの他には小さな徳利に辛汁、薬味は辛味大根と刻み葱のみで、山葵は付かない。さっそく手繰ってみると、そばは角が立ってやや硬めの食感を残していてのど越しは良い。新そばらしさはさほど感じなかったが、実際に自分が蕎麦を頂く時に、しっかり冷水で締められた蕎麦でそんなに分かり易い香りに出会ったことはほぼ無く、そばが喉を通る際に鼻腔に残る爽やかさで感じるくらい(一緒に食べ比べればよく分かるのかな)。よく他の人は箸でつまみ取った新そばの香りを言い当てるように書いていたりするが、スゴイなァと思う。手繰り終えた後はサラッとした蕎麦湯をつゆに足し、大根や葱を散らしてたっぷりといただいた。総じて値付けは安くないが、次は食べ比べとやらを試してみたい。(勘定は¥1,200)

 


 

↓ 中山道鵜沼宿に残る津島神社境内に残る芝居小屋「皆楽座」(明治15年頃・1882・建造 ※登録有形文化財)。然程大きくない建物だが、中にはなんと、回り舞台やセリ、奈落まであるのだとか。一度見てみたいなァ。

 

↓ 建物の傍に建っている短い「津島神社蕃塀(又は藩塀」(建築詳細不明)。この「蕃塀」、”不浄除け”や、”透垣”などと説明されていることが多いが、実際の由来や用途は不明だそう。

 


 

蕎麦まつも 

岐阜県各務原市鵜沼南町4-79-3

 

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