ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

丸デブ総本店 (2) @岐阜県岐阜市

2017年01月27日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

最近は、休日の昼時ともなると恐ろしい程の人数の行列が出来ている「丸デブ」。もちろん以前から人気はあったが、ここまでの異常事態じゃなかった。おかげでサッと食べてなんて出来るはずもなく、列を眺めては他の店へ足を運んでしまい、とんとご無沙汰。創業は大正6年(1917)との事なので今年はちょうど100年目か。スゴイ。この日は用事で柳ヶ瀬に来ていた雨の平日午後5時頃。全く人が並んでいない店を久しぶりに見たし、店の中も先客は1人きり。そんな光景を見て、お腹も減っていないのに思わず暖簾をくぐってしまった。

店に入ると強い出汁の香り。和出汁の中にも獣臭を感じる独特の香りがする。2つしかない品書きから「中華そば」を注文。さほど時間もかからず小さめの丼ぶりになみなみとスープが注がれた、いつもの「中華そば」が置かれた。もちろんスープがテーブルに少しこぼれるくらいなのはお約束。麺の上には角が立ったチャーシューが3枚、蒲鉾、刻み葱。スープはもう何とかブラックと言っていいくらい真っ黒(こんなに黒かったっけか…)。久しぶりにこちらのストレート麺を口に運ぶ。中華麺とも、うどんとも、蕎麦ともとれそうな不思議な麺。それにほとんど油を感じない和出汁ベースのスープが合わさり、ワン・アンド・オンリーの1杯にしている。胡椒をかけると一気に風味が変わるのも面白い。さすがに全部は飲み干さなかったが、久しぶりの味に満足。(勘定は¥400)

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↓ 長良川の大縄場大橋近くにある「今泉排水機場(今泉排水場)」(昭和8年・1933・建造)。柱の間の壁面にはいくつもの幾何学模様が施されていて楽しい。今の公共の建物は絶対こういう遊びはしないだろうなァ。

 

↓ 排水場のある堤防を駆け上がると、昔この地にあったらしい「渡し」の碑が建っていた(詳細失念)。

 


 

丸デブ総本店

岐阜県岐阜市日ノ出町3-1

 

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